ヒゲのオールソン伯父さんで有名なイングリッシュアドベンチャーは通販英語教材のハシリ!接客ネタにもどうぞ!
今日は、かつて一世を風靡(ふうび)した英語情報教材、イングリッシュアドベンチャーのリスニング教材についてお話します。
もし、これを読んでくださっている方が、このサイト管理者である私の甥ケイスケくらいの年齢でしたら(ケイスケは頭の中身はさておき生物学的には現在29才です。)そして、もしご両親がその昔、英語を勉強されたことがあるのなら、「イングリッシュアドベンチャーって知ってる? オールソン・ウェルズってわかる? 『追跡』、『ゲームの達人』って聞いたことがある?」とぜひたずねてみてください。
もしくはヘアサロンにいらっしゃった日本人のお客様(特に当時は男性がこの教材ファンだったように思えます)で、そのくらいのご年齢なら失礼のないていどに聞いてみてください。もしかしたら興奮して説明してくれるかも。
こんにちは!
ケイスケの叔母です。
20年前くらいに英語リスニングに興味のあった人なら「イングリッシュアドベンチャー」を知ってるはずです。
「おーなつかしいなあ。」とか、「うわーすっかり忘れてた。あの教材ってどうなったの?」なあーんて言うでしょうね。
ずばり、80年代をぶっちぎりで飛ばしに飛ばしまくった英語の通信教材です。
とにかく電車にのってもこの教材の広告はあちこちにぶらぶらとさがっており、電車が曲がれば広告の中のオールソン・ウェルズも曲がる。しかも、新聞をはじめ、ありとあらゆる雑誌の中にもこの教材は紹介されており、電車のつり革につかまって、ふと斜め上を見たなら吊りチラシの中からオールソンおじさんが恐い顔をして私をにらんでおり、うつむくと、座席に座っている人の雑誌の広告からオールソンおじさんがまたまたにらんでいる。はたまた網棚に置きっぱなしにされた新聞の中にもおじさんがいるという、ある意味、フライドケンタッキーのカーネギー伯父さんを軽く上回るんじゃないかというような勢いでした。
おそらく、話がよく見えてないと思いますので、詳しく説明しますね。
イングリッシュアドベンチャーから出版された、ストーリーを聞きながら読むタイプの英語通信教材です。ベストセラー作家であるシドニー・シェルダンがこの教材のために書き下ろし、名優のオールソン ・ウェルズが、ナレーションを担当していることで、大ブームをひきおこしました。
ちなみに、この人が、オールソン ・ウェルズです。(引用 Yahoo Japan画像)

そして、当時の雑誌に記載された記事がこちらです。(引用 Yahoo Japan画像)

教材は、初級、初中級、中級、上級に分かれており、初級コース教材が「家出のドリッピー」、初中級コース教材が「コインの冒険」、中級コース教材が「追跡」、上級コース教材が「ゲームの達人」というタイトルでした。
当時の私は、NHKのラジオ講座を毎日聞き、駅前留学NOVAに週一回、通っていましたが、このイングリッシュアドベンチャーは、上記にも書いたように、なにしろものすごいブームだったので、気になって、気になって。。。
現在でいうところの情報教材ですから、本屋で立ち読み、なんてことはできません。
我慢しきれず、「追跡」を購入しました。価格は、2〜3万円くらいだったと思います。CDとかDVDなんてなかった時代です。カセットテープです(どひぁ!) テープが12個くらい入っていたような、もしかしたら毎月送られて来てたのかもしれません。
最初のテープをわくわくしながら聞いたのを覚えています。
悲しいことに、ちっともわかりませんでした。さっぱり、でした。
でもすごかったです。とにかく、オールソン ・ウェルズの声がハンパじゃなく渋い! 彼のナレーションは抑揚というか臨場感にあふれており、内容はわからなくても、それだけでハラハラドキドキしてしまいます。そしてこれまた、効果音がすばらしいのなんのって。出だしの効果音は、今でも耳に残っています。
魅入られてしまいました。
ナレーションの話すスピードは、かなりゆっくめだったと記憶しています。ですが、内容はほとんどわからなかったです。まさおという男の子が主人公で、なんとなく逃げまくっているような感じでした。
それで、今回、少し調べてみました。
結果、な、なんと、公式サイトを見つけてしまいました。
今でも全コースの教材が販売されています。さすがにカセットテープではなくCDになっていましたが。
各教材の内容紹介です。
初級コース教材「家出のドリッピー」: ユーモラスなサスペンスストーリー。有名コメディアンであり映画監督であったジェリー・ルイスがドリッピーの声を担当しています。(あの有名女優のメグ・ライアンの声も入っているという噂です。)
初中級コース教材「コインの冒険」: 米国、コロラド州デンバーで作られた25セント硬貨が人々の運命を翻弄するというストーリーだそうです。
中級コース教材「追跡」: アメリカである陰謀にまきこまれた少年マツモト・マサオの逃避行をスリリングに描いたサスペンスストーリーだそうです。
上級コース教材「ゲームの達人」: 巨大企業と社長一族の盛衰を壮大なスケールで描いた物語だそうです。米国では映画化、ドラマ化され高視聴率を記録。日本でもベストセラーになりました。
現在は、東京の渋谷にあるアカデミー出版から購入できるようです。
セット内容もテキスト、ノート&エクササイズ、ナレーションCD、訳本等、充実しているようです。どのコースもCDの数は12個です。内容的には、各CDを聞き終わった後、次のCDを早く聞きたいというような気にさせるストーリー仕立てになっているのかもしれませんね。
ですが、このようにストーリー仕立てで聞くタイプの教材は、動画とちがって、画像から内容を推測することができない分、集中して聞こうとします。英語が少し聞き取れてきたかなあという方にはお勧めの教材です。聞いていて、内容に興味を持ち始めたら、全12CDを聞き終わったときには、相当の語集力とリスニング力がついていると思いますよ。
10日間無料視聴がありますので、ぜひお試しになられてはいかがでしょうか?
私も、?十年ぶりに「追跡」に、チャレンジしてみようと思いまーす!
→ 接客ネタ「マリリンモンローは金髪じゃない」って知ってた?
英語が話せるようになりたい! いつか海外で働いてみたい!
でも、なにからどのように始めたらいいかわからない。
初心者の私に合う教材ってどれ?
飽きっぽい私に合う学習方法は?
カナダで日本語インストラクター、シンガポールで英会話教師の経験者が
「短時間+低コストの学習方法と教材」を記事にしてまとめました。
ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。