ありふれたお決まりフレーズをもっとかっこよく言いたい(中編)

よく使うフレーズなのに毎回同じでは聞き手も飽きてしまいます。 他の言い方で話してみよう! (続編デス)


叔母さん、前回は「おきまりのフレーズやありふれたフレーズをもっとかっこよく言いたい(上編)」で、今回は「( 中編 )」だね。実はさあ、お店にいらっしゃるお客さんとの挨拶的な小さい会話の中でも、俺はいつも同じ返事をしてるんだ。毎回同じフレーズだから、お客さんはきっとウンザリしてると思うよ。俺自身も同じせりふにもう飽き飽きしてる。 
叔母さん

叔母さん
とくにケイスケのような美容師を職業にしている人たちってお客様に挨拶や返答をする機会が一日に何回もあるものね。同じ表現を一日中くりかえして言い続けてるんじゃ仕事のモチベも下がっちゃうわよね。わかったわ。では前回のように、簡単だけどもっと違ったフレーズをいくつか紹介するわね。できればかっこよくネイティブっぽいのがお望みなのんでしょ。まかせて! 

ちなみにこちらが「上編」になります。

 

「 わかった」って「 Understand 」しかないの?

ネイティブの人たちは、よく「 get 」 を使います。

I get it.   言ってることを得る → 理解する → わかる。

疑問文は、Do you get it?  否定文は I don’t get it.

I got it.   言ってることを得た → 理解した → わかったよ。過去形ですね。

疑問文は Did you get it?  否定文は I didn’t get it.

 

例文:

A:  Roll the carpet like this. (カーペットはこのように転がしてね。)

B:  You mean, like this? (こんな感じってこと?)

A:  No, that’s too loose. Look. Roll it up like this. (違うよ。それじゃあゆるすぎる。こうやって転がし丸めるんだよ。)

B:  Oh I see. I got it. (なるほどね。わかったよ。)

 

ところで、「 get 」を使うと、単純にわかるという意味だけでなく、理解して自分も同意するというニュアンスを含んだときにも言えます

ですので、もし「(相手の言ってることに) 納得がいかない。」と言いたいのなら、「 I don’t get it.」 と言えます。このように単純に相手の言ってることが聞きとれなかったりわからなかったという意味でも使えますが、それよりちょっと深めの、自分が納得しているか、または同意しているかという意味合いを含めて答える時にも使うことができます。おそらく、get(得る)という単語を考えてみるならば、後者の意味(同意したり納得している意味合い)のほうがしっくりきそうですね。

あと、この「 I got it.」というかわりに、「 I got you.」という人もいます。

なぜなら、「わかった?」って聞くときに、「 You got me?」 とか「 Did you get me?」と聞く人もたくさんいるので、その答えとして、「 I got you. 」 となるのはごく自然ですよね。あなたは私が ( 言っていることを ) ちゃんと得たのか → わかったのか?という意味合いです。

このほかに、「わかった。」と言いたいときに、「 see 」を使います。

I see.   言ってることはわかるよ → 理解できた → なるほどそういうことなんだね。

さきほど、「 get 」の場合は、理解して自分も同意するときにも使えると説明しましたが、これに対して、「 see 」は、(同意するかは別として)言うことは理解できたよという場合に使います

もうひとつ、わかったと言いたいときに「 make sense 」 と言うこともあります。

That makes sense.   理にかなっている → わかった。

 

例文:

He told me to buy another ticket.  (彼が私にもう一枚チケットを買えって言うのよ。)

That doesn’t make sense, because you already got your own ticket, right?  (変ね。だってあなたのチケットはもう買ったんでしょう?)

 

以上、「 わかった。」に関しては、「get」「 see」「 make sense」 の3つを紹介しました。ぜひ実生活で使ってみてください。

 

「 知りません。」って「 I don’t know. 」だけ?

「 知りません。」と一言で言っても、「よく知らない」とか「はっきりとは知らない」と言ったような意味合いもあるでしょうし、あるいは、「さっぱり見当がつかなくてわからない、全然知らない」っていう意味合いで言いたいときもありますよね。

もし、「よく知らない」、「よくわからない」と言いたいのなら、

I’m not sure.

「全くもってわからない、知らない」と言いたいのなら、

I have no idea.  もうなんの案も浮かばない → おてあげ → わからない。

I have no clue.  clue:手掛かり、ヒント 手掛かりなしでさっぱりわからない。

Do you know 〜と聞かれて、カジュアルに全然知らないよと言いたいなら、

No idea.   (  I have no idea の略バージョンです。)

Not at all.    not at all :全く〜ないという意味 (  I don’t know at all の略バージョンです。)

また、「そんなの聞いたこともないよ」という意味で「知らない」と言いたいのなら、

I have never heard of that. そんなことは今までに聞いたことがありません。

 

「 買う 」って「 buy 」しかないの?

ショッピングで品物を買うときって、ネイティブの人たちはあんまり「 buy 」を使いません。「 take 」を使います。特にいろいろ試着したり、悩んだ末に決めるときなんかは、これを取ることに決めたわって感じで「 take 」 がぴったりです。

 

例文:

May I see the red bag?  (そのバッグ見せてもらえますか?)

This one?  (こちらですか?)

Yes.  (バッグを見て) I like it.  I’ll take it.  (そうです。気に入ったわ。こちらお願いします。)

「take」という単語に関してはこの下のページがとても参考になります。(下のライトブルーの文をクリックしてください。)「take」が使えるようになるとあっという間に英文が作れるようになりますよ。↓ ↓ ↓

「take」を使ってチンプなラブストーリーを作りました!

 

「 〜 の気分なの 」って言いたいときって「 I think 〜 」 だとダサイ?

「なんとなく〜 が食べたい。飲みたい気分だ 」とか、「ふっとなんだか 〜したいような気がする 」なんて言いたいときは、「 I feel like 〜 」を使ってください。

『 I feel like  動詞+ing 』、あるいは、『 I feel like  名詞 』 で作ります。

 

例文:

What shall we do this afternoon?  (今日の午後は何をしようか?)

I feel like shopping.  (そうねえ。ショッピングって気分ね。)

あるいは

What do you like to do this afternoon?  (今日の午後は何をしたい?)

I don’t feel doing anything. (なんにもする気分になれないわ。)

あるいは

What do you want to drink tonight?  (今夜は何を飲みたい?)

I feel like red wine. (そうねえ。赤ワイン。)

などなど。。。

ちょっとネイティブっぽくてかっこよく聞こえますよね。ぜひ使ってみてください!

 

「 以上です。」をかっこよく言ってみたい!

これってわりと日本人は日本語を直訳して、「 I’m finished. 」というのを聞くのですが、ネイティブっぽく言いたかったら、「 That’s all. 」 もっとカジュアルでもいいというのなら「 That’s it. 」

 

例文:

I’ll have tomato salad, corn soup, Italian spaghetti, and iced coffee, please.  (トマトサラダとコーンスープとイタリアンパスタとアイスコーヒーお願いします。)

Is that all? Anything else?  (以上でしょうか?他にもなにか?)

No, that’s it.  (いいえ。以上です。)

 


叔母さん、ありがとう。今日のはけっこう役に立つよ。使ってみたいなっていうフレーズばっかりだよ。  
叔母さん

叔母さん
そう。よかったわ。ケイスケ、ところで今どんな気分? 

Of course, I feel like beer !!! How about you?
叔母さん

叔母さん
Absolutely, OK よ!  

 

→ おきまりのフレーズを他の言い方で話すには(上編)

→ おきまりのフレーズを他の言い方で話すには(下編)

 

 

 

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