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コロナ時にカナダからシンガポールへ再入国!
2021年の6月にカナダBC州のビクトリアから成田経由でシンガポールに戻ってきた時の体験談(その2)です。シンガポール入国までに経験したことや感じたことをまとめてみました。参考になれば幸いです!
ついにシンガポール到着!!!
チャンギ空港に着いてから
コロナど真ん中期間に、ANAでカナダのビクトリア空港 → バンクーバー空港 → 成田空港 → シンガポールのチャンギ空港 へと旅しました。私の場合はシンガポールでは俗に「PR」と呼ばれるシンガポール永住権保持者(Permanent Residence)です。
ちなみにその1はこちらです。↓
さて、飛行機の扉が開いてついに空の旅はこれにて終了です。本来ならばタクシーを使って自宅に帰るというなんの緊張感も持たない疲労感のみの到着ですが、まだ今回の旅に油断は禁物です。
どこのホテルに行くのやら・・・
また棒を鼻ん中に突っ込まれるのか・・・
機内で感染してたらホテルで発症かなあ・・・
などなど・・・
チャンギ空港到着後の印象は「well organized」でした。とにかくみごとなまでに必須事項が整理されていて、トントンと進んでいきます。
サインがあちらこちらにあり、また要所要所で空港スタッフが行き先を導いてくれます。あれよあれよという間にPCRテスト場所に着きテストを済ませ、あとはホテル行きのバスストップ場所まで促されました。
6〜7人くらいで、エアポートスタッフの方から「全員そろいましたのでバスに乗ってください。」と言われました。バスの底部分にスーツケースを置くのですが、これは感染防止のためか各人が自分のスーツケースを入れないといけませんでした。バススタッフの手助けは借りれません。
ホテルでの隔離生活について
空港からバスに乗り込んで、いったいどこのホテルに行くんだろうと少し不安だったのですが、サンテックシティでバスの運転がゆっくりとなり、CONRAD CENTENNIAL で止まりました。
チェックインも保健省の方がテキパキと指示をして遵守しなければいけない事項に念を押されました。
私の部屋は28階で、左手にパンパシフィックホテル、右手にはコンベンションセンターが見えます。夜中の1時過ぎで夜景がものすごくきれい。。。
翌朝起きてみると、なんと前方にマリナスクエアが見え、その向こうにマーライオン、そしてワンフラトンも見えます。リバークルーズボートも見えて「うわあ、シンガポールに戻ってきたんだなあ。」と実感。。。
サンライズもサンセットも楽しめる部屋で、なんか今までバタバタしたことがウソのようです。
隔離中の生活は、とりあえず毎朝CNNを2時間ほど見て、あとはebookを読んだり目的なしのだらだらネットサーフィンです。夕方になるとYOUTUBEを見ながらエクササイズをしました。
ホテルの部屋はバスタブとシャワーが別々になっているので、お風呂に浸かりながら音楽を聴いたり、オーディオブックを聴いたりしてとにかくリラックスした毎日。。。
食事は3回ドアの前に置いてくれます。ホテルのスタッフさんが「ブレックファースト!」と言いながら部屋のベルを鳴らしてくれるので、食事が来たことがわかります。部屋のドアを開けてお弁当箱を取ってドアを閉める。食べ終わったらお弁当箱をドア前に戻します。基本的にそれ以外はこのホテルの廊下を見ることはありません。(フレッシュタオルは朝食の横に置いてくれていました。)
お弁当箱をピックアップするときに向かいの部屋のドア前にフードパンダ(シンガポールでよく利用されるフードディバリー)の紙袋が置いてありました。
私自身はアマゾンでコーヒーとミルクとクラッカーを注文しました。品物がホテルに届くとホテルの人が部屋の前に置いてくれます。
隔離生活って窮屈に感じてるかって?
それは人によると思います。インドア派の私には快適そのものでした。
普段は「外に出ない=怠け者」という罪の意識をいつもどこかに感じながら生きているので、今のこの状況はそれを感じなくてすみます。
たとえば急に近所の人や誰かが訪ねてくるかもしれない、あるいは主人が友達を家に連れてくるかもしれないというのが、私にとっては意外に日々の生活の中でプレッシャーになっているんだと今回悟りました。
ホテル隔離中にシンガポール政府の隔離期間規則が変わった!
上記の見出しを見てのとおりです。
ダラ〜ンとソファに寝転がってebookを読みつつ、なにげにemailを見てびっくり!
まさに狂喜乱舞!!!
シンガポール保健省が6月23日付けで隔離期間日数を変更したため、なんと3週間隔離が2週間に短縮されたのです!
すぐにオンラインでカナダにいる主人と緊急会議。主人と愛ネコのシンガポール入国日が一週間早まりました!(しかしこれが次々と起こるドキドキハラハラ経験の始まりだなんてその時は夢にも思いませんでした。。。。)
なんとネコの自宅隔離ができそう・・・
コーヒーを飲みつつカレンダーを見てはっと気づいたのですが、うちのネコがSAQSの10日間の隔離を終えるのが日曜日、しかしながらSAQSのサイトによると日曜日は閉まっているとのこと。
そこでSAQSに電話しました。「日曜日が最終日である場合は、日曜日にペットをピックアップできます。が、今なら自宅隔離ということもできますよ。」と言ってくれて。。。。
え〜〜〜〜! うちの最強びびりネコを家に連れて帰っていいなんて!!!
またしても狂喜乱舞!!!
コロナ時にカナダからペットをシンガポールに連れてくるのは大変!
私がカナダを発つ前に立てた計画は、私のホテル隔離3週間終了日に主人が猫と共にシンガポールに戻ってくるというものでした。
ですが、シンガポールの保険省により隔離期間が3週間から2週間に短縮されたので、主人とネコが1週間早めにシンガポールに来ることになりました。
実はこれには単純に来るのを早めたわけではなく、詳しく話すと、もっと後でシンガポール入りをすると学生の一時帰国ラッシュにかかってくるため、チケットがうまく取れなかったからです。
しかもネコをカーゴエリアに置いておくのではなく乗客席に置きたかったので、それが可能なエアラインでしかもシンガポールまで乗り継ぎがスムーズにできるフライトを見つけるのが難しかったからです。(この時期、コロナ感染防止のため、乗り継ぎ地に一泊するといろんな規制が加わります。たとえば日本だと、成田空港から羽田に乗り継ぎができませんし、成田で一泊するとまたしても成田でPCR検査やらいろんな規制を受けることになります。)
主人のチケットを取ってから、我々はネコがカナダを無事出国するための「エキスポートライセンス」とシンガポール入国のための「インポートライセンス」を取らないといけません。
カナダ政府側は、シンガポール政府からインポートライセンスを取得しないかぎり、エキスポートライセンスを発行してくれません。
シンガポール政府は、隔離場所予約証明書を取得しないかぎりインポートライセンスを発行してくれません。
またシンガポール政府はインポートライセンスを取得しないかぎりチャンギ空港でのペットの検疫確認を許可してくれません。
要は、隔離場所予約証明書 → インポートライセンス → エキスポートライセンス となります。
ところが!!!
土日をはさんでいるため、物事がスムーズに進まない!
主人がカナダを発つ前日の朝にインポートライセンスを取得し、その同日にカナダからエキスポートライセンスを受け取りました。もうほんとにギリギリでした。
でもなんとか主人と愛猫はシンガポールに来れそう。。。
そしてついに明日はクアランティン最終日の前日です。あっという間の隔離期間だった。。。
隔離終了前日のPCRテスト!
PCRテストの2日くらい前に保健省とホテル側からも連絡がきます。
スタッフの方が部屋をノックするまで部屋で待機です。私の予定時間は午前9時15分でしたが、10時半近くになっても連絡がないので、不安になってフロントデスクに電話しました。予定より遅れているので引き続き部屋で待つように言われること、10分。ノックの音です。久しぶりにマスクをしてスタッフにエスコートされながらリフトに乗ります。
同フロアの人たちも一緒で3人がリフトに乗りました。テスト場所はホテルの外に設けられているのですが、
な、なんと長蛇の列!!!
え〜! 明日終了するという人だけでこんなにたくさんの人が泊まってるお〜???
驚いているうちに、PCRテストはテキパキと行われていきます。担当者は二人で、摂取を受ける人にちょっとした質問をし、その後容赦なく鼻奥まで長い綿棒のようなものを突っ込んでちょっとかきまわして、で終わりです。
そのあとはまたスタッフの方がエスコートしてくださって部屋に戻ります。
2週間のクアランティンが終わるんだなあという実感が湧いてきて、午後は荷造りです。まあ、荷造りといってもあっという間に終わりましたが。。。
その後は窓から見える景色を写真に撮ったり、冷蔵庫に残っている牛乳を飲みほしたり・・・
チェックアウトの時間が来て・・・
チェックアウトをした後は、なんかそれなりに嬉しかったです。ただ明日再開する愛猫のために、トイレボックスと猫砂を今日中に買っておかないと!!!
現在の感想:ホテルでの2週間クアランティンを経験して・・・
カナダとシンガポールの行き来はもう何度も経験しているものの、今回は準備にかなり戸惑いました。
必須事項自体は簡単なことなのですが、それらの各事項をスムーズに連結するのが難しかったです。
しかしながらいったんホテルでクアランティン生活を経験してみると「隔離=窮屈で自由のない生活」のような印象はいっさいなかったです。なんといっても安全です。ホテルの部屋にいる限りは症状が出ても早急に対処してくれるだろうし、また他の人を感染させるという恐れもありません。
毎日大まかなスケジュールさえ作っておけばそれほど退屈さは感じなくてすみます。配給される3食が1日の時間の区切りを作ってくれるので、朝食からランチまではこれをして、昼食から夕食までは少し長いので2つに区切ってこれとこれをして、夕食後はこれをして・・・などと大まかなスケジュールを作っておくと今までずっと読みたくても読めなかった本やコンピューター内の整理等いろんなことができました。
あと、私が滞在しているCONRADの食事内容は一週間サイクルになっているので、同じ食事がでたら「ああ、一週間が過ぎたんだな。」とわかります。これはホテル側の本当にとてもいい配慮だと感じました。外からのコンタクトがあまりなくまた単調な毎日の中では、ちょっとしたことが時間や日数の測りになっていきます。
余談として
余談になるのですが、実はシンガポールに入る前に私はすでに1回めのワクチンを摂取していました。
カナダを立つ前にとても残念だなあと思ったことは、もう少しカナダに留まることができたならば2回目のワクチン摂取ができたであろうことです。個人的な諸事情のため(理由は単に話すと長くなるため省略)仕方がないというものの、2回めの摂取のチャンスを逃してしまいました。
ちなみに主人は私のホテル隔離中に2回めのワクチン摂取をしたので、本当にあと1〜2週間カナダにとどまっていれば、と少し残念です。ホテル隔離中にシンガポールの保険省に連絡したところ、通常のオンライン予約ではなくとりあえず保険証からの連絡を待ってくださいと言われました。
以上が、2021年の6月にカナダから成田経由でシンガポール入国を果たした体験記事です。(その1)がカナダから成田空港まで、(その2)がシンガポールチャンギ空港に着いてからホテルクアランティン生活までの経験記事です。
世界中の多くの人たちが日々ワクチン摂取を受けているので、今後は他国から自国への規制が緩和してくることを期待しています。
私の体験がなにかの参考になれば幸いです。
今日もさいごまで読んでくださいまして
どうもありがとうございました!!!
PS. ちなみにワクチンの2回め摂取はホテル隔離終了後数日後に自宅近くのコミュニティセンターで受けることができました。シンガポール政府保健省の早急処置に感謝です!!!
今回の旅の前半「その1」はこちらです。↓
英語が話せるようになりたい! いつか海外で働いてみたい!
でも、なにからどのように始めたらいいかわからない。
初心者の私に合う教材ってどれ?
飽きっぽい私に合う学習方法は?
カナダで日本語インストラクター、シンガポールで英会話教師の経験者が
「短時間+低コストの学習方法と教材」を記事にしてまとめました。
ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。