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「I was born to love you」から受動態を習えば一生忘れない!結婚式でも歌えちゃう!
フレディ・マーキュリーのソロ版大ヒット曲!受動態フレーズを習得するには最高の歌詞です。しかも内容がグイグイ感満点の愛情100%ソング!この際プロポーズやウエディング曲としておぼえちゃいましょう!
フレディマーキュリーはクィーンのボーカリストです。
フレディ・マーキュリーは1973年にデビューしたイギリスの音楽グループ「クィーン」のリードボーカリストです。
クィーンのヒット曲は本当にたくさんありますよ。
その中でも、スポーツ好きな人なら「We Will Rock You 」を聞いたことがあると思います。足踏みと手拍子から始まるこの曲が流れると、試合会場がまるでひとつにでもなった異常な興奮感につつまれ、観客も選手も戦闘モード全開になります。そしておもわず「ウイ、ウイル、ウイ、ウイル、ロックユー!」と拳を握って腕を力強く上げながら歌ってしまうあの歌です。あれはクィーンの曲ですよ! そして歌っているのがフレディ・マーキュリーです。(ちなみにこちらが「We Will Rock You 」です。※ youtube より引用しました。)
「I was born to love you.」という曲
今回いろいろ調べて驚いたのですが、この「I was born to love you」という曲は、日本でもとても有名なんですね。化粧品やビールのコマーシャル、さらには「プライド」というテレビドラマのテーマ曲にも使われているのだと知りました。(左記、Wikipedia「ボーン・トゥ・ラヴ・ユーより」より参照)
なあんだ。そうだったのかあ。。。だったら話ははやいです。
「I was born to love you.」の歌詞に受動態がいくつか使われています。
この曲のタイトル「I was born to love you」の直訳は「僕は君を愛するために生まれてきた」です。
まあなんと熱いラブメッセージなんでしょう!!!
曲の内容もひたすら「あんたを愛しとるけんねえ〜!あんただけやけんねえ〜!もうずうっと愛し続けるばい!」というグイグイ感あふれる歌詞になっています。
で、なにげなく英語の歌詞を見ているとハタっと気がついたんです。
受動態が何個かある!!! で、この記事を書くことにしました。
通常我々がよく使っている文法は能動態と言って「(主語が)〜する」という形になるのだけれど、受動態は「(主語が)〜 (さ)れる」という受け身の文になることです。
受動態の形は「主語+be動詞+動詞の過去分詞+byその行為をした人/物」です。ただし、実際の日常英会話では、ネイティブスピーカは by〜 を省いて話すことが多いです。
Somebody stole my money . (誰かが僕のお金を盗んだ。)
My money was stolen (by somebody). (僕のお金は誰かによって盗まれた。)
って文法だね。
① タイトルの「I was born to love you」
「was born」 のところが受動態です。
born は bear の過去分詞です。ちなみに過去形は bore です。bear – bore – born です。bear は「産む」という意味ですので、be born だと受動態で「生まれる」という意味になります。
ですから例えば
My mother bore two children. 私の母は二人の子供を産みました。
I was born in Japan. 私は日本で生まれました。
フレディ・マーキュリーのこの曲タイトルは、「僕は君を愛するために生まれた。」のところで受動態が使われています。
② 歌詞の I was born to take care of you
これも上記と同じで「君を守るために/たいせつにするために生まれた」という意味になります。
ところで、was born の後に「by 〜 」がなぜないのかというと、だって by my mother (自分の母親)に決まってますもん! だから省略されてます。
③ You were made for me, you’re my ecstasy
「were made」 が受動態になっています。
You were made for me で「君は僕のために作られた/生まれた」という意味です。この場合の by から先は、母親よりは神さまのほうがニュアンス的にピッタリでしょうね。
You were made for me で「君は僕のために生まれてきた → 君は僕の運命の人だ・君と僕は運命だ」という意味になります。
④ If I was given every opportunity, I’d kill for your love.
「was given」が受動態になっています。
If I was given every opportunity で「もし僕にあらゆる/ことごとくチャンスが与えられるならば」という意味です。
これも by の後を想像するならば神さまでしょうね・・・ 愛する君でもいいかも?
⑤ I’m caught in a dream and my dreams come true.
「am caught」が受動態になっています。
I’m caught in a dream で、僕は夢にとらえられているという意味です。be caught in 〜 で「〜に遭う、 引っかかっている、〜に掛かる」という表現があります。
以上が「I was born to love you」のタイトルと歌詞中で使われていた受動態の文でした。歌詞中に「I was born to 〜」のフレーズがたくさんリピートされているため、受動態文を頻繁に目にすることができます。ぜひこの機会に習得してください。もっとキチッとした受動態文法の例文や使い方については後日また違う記事で説明します。たとえばレストランで「reserved」(予約済み)なんていうサインを見かけたことがあるかと思いますが、実はあれも受動態です。
今日はフレディ・マーキュリーに焦点をしぼっているので話を戻します。この「I was born to love you」という曲ですが、これほどまでにストレートに自分の愛をアピールしている歌ってふつうならウザくなるところですよね。ところがフレディ・マーキュリーが製作して本人が歌うとおもわず「イエ〜い!!!」と叫びたくなるくらいに痛快な気分になリます。
サスガですね!!!
日本では誰もが知っている曲らしいので、これ以上つべこべ言いませんが、結婚式曲やプロポーズをするときにも一押しおすすめソングと言えるでしょう!
ぜひ歌詞をおぼえているときに、または実際に歌っているときに「ああここは受動態になってる文だあ。」とちょこっと思い出してください。
フレディマーキュリーの半生を描いたボヘミアン・ラプソディの映画について
フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画「Bohemian Rhapsody」(ボヘミアン・ラプソディ)は大ヒットとなりました。
この映画では、フレディが移民であることや彼のセクシュアリティにコンプレックスを感じていたこと、また孤独感を抱いていたことなどがみごとに描写されていましたね。
リサーチののためにいくつか動画を見たのですが、その中でこのフレディ役をしたラミ・マレックのインタビューの中に興味深いことばがありました。「You don’t want to mimic. You want to be able to understand why he did what he did.」と言っていました。日本字幕には「真似をするのではなくて彼の動きを理解するんだ。」とありましたが、「彼の動きを理解する(上記下線部分)」の箇所はラミ・マレック本人の英語を直訳すると「彼が行動したことについてなぜそのような行動をしたのかを考える」となります。「何をしたのかではなく、なぜそうしたのか」にフォーカスしてフレディ・マーキュリーという人間を理解しようとしたんですね。きっと、だからあんなにすばらしい映画になったのだと思います。
せっかくですのでそのインタビューを載せますね。日本語字幕もついていますし、ラミの英語はゆっくりなので聞き取りやすいと思います。
こちらがそのインタビューの動画です。↓
(上記、youtubeの「フレディになるまで『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像」より引用しました。)
フレディ・マーキュリーの遺言に・・・
フレディ・マーキュリーがエイズで亡くなったことは本当に残念です。でも晩年にはジム・ハットンという恋人と幸せそうな写真がたくさん公開されています。また心から信頼できる人生の最高の友人であった彼の元妻メアリー・オースティンも彼をサポートし続けてきたようです。
今回いろいろ調べていて、ワタシ的にいちばん泣きそうになったのは下記のことでした。ウィキペディアにフレディ・マーキュリーの遺言のことが書かれてありましたので引用します。
死後、生前に残した遺言にしたがってクイーンでもっとも売れた曲である「ボヘミアン・ラプソディ」の印税がエイズ基金「テレンス・ヒギンズ・トラスト」に寄付された。また、それを受けて再発されたシングルCDはイギリス史上初の同一曲2度の1位を獲得した。
(上記、ウイキペディアの「フレディ・マーキュリー」より引用しました。)
さいごに偉大なるアーチスト、フレディ・マーキュリーの「I was born to love you」を力強く歌っている動画をぜひご覧ください!
フレディマーキュリーのソロ版 ↓
(上記、youtubeの「I was born to love you – Freddie Mercury – 1985 より引用しました。)
今日は、クィーンのこと、フレディ・マーキュリーのこと、受動態の文法説明と「I was born to love you」の歌詞中に出てくる受動態文の解釈、「ボヘミアン・ラプソディ」の映画について、そしてさいごにフレディ・マーキュリーの遺言についてふれてみました。
さいごまで読んでくださいまして、どうもありがとうございました!
追記: ちなみに私はこの映画を飛行機の機内ムービーで2回見ました。おしぼりを顔に当てたので涙はおしぼりでなんとか抑えられましたが、とにかく映画の後半にかけてボロボロ泣けてくるので肩がヒクついて困りました。まちがいなくキャビンアテンドさんにバレてます。。。まっいっか。
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