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シンガポールってどんな国?どんな人たち?日本人のこと好き?
2004年の12月からシンガポールに住んでいます!シンガポールの経済発展状況は、まるで「成長期の子どもは寝ている間にも背がズンズン伸びていく!」といった驚異的な成長スピードです。ではそんな国に住むシンガポーリアンってどんな人たち?15年近く現地に住んでいるサイト管理人の率直な感想を書きますね!
こんにちは!ケイスケの叔母です。
前回はシンガポール人の話す言語について書きました。シングリッシュについてです。(こちらの記事になります。)今日は言語に焦点をあてるのではなく、シンガポールの歴史や国民性について、実体験をふまえながら率直な感想を書いていきたいと思います。
シンガポールってどんな国?簡単な説明と体験談
マリナベイサンズホテルやマーライオンで有名なシンガポールは、いまやアジア及び世界のトップ経済発展国となりつつありますが、実はとても小さな国です。サイズ的には東京23区と同じくらい。ですが人口は561万人で人口密度はなんと世界3位です。この人口密度をイメージしやすく説明すると、シンガポールの場合、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを足した面積に7916人の人が居ることになります。ちなみに日本は同じ面積に348人がいることになります。(人口及び人口密度の情報は「シンガポール旅行.com」サイトから引用させていただきました。)
上記2018年のデータになりますので、2019年の現在はもっと人口が増えているはずです。
では、そんなシンガポールに10年以上住んでいる私はどのような印象をもっているのかを正直に話したいと思います。
シンガポールについてのメリットとデメリット:10年以上にわたる経験からサイト管理人の率直な感想
シンガポールが小さいというのは感じます。しかし、小さい国のメリットとして、どこに行くのも時間がかからないので便利です。しかも現在は地下鉄の開通工事が行なわれており、新路線や延伸線が終了する2030年には東京地下鉄を越えると言われています。
ただ人口密度が高いだけに新築マンションの部屋は小さいです。また地価も以前と比べると少しさがりましたが、それでもこんな小さいマンションの値段がこんなに高いなんてというのがホンネです。
私はタクシーの運転手さんとよくおしゃべりをするのですが、先日運転手さんが「シンガポールは小さい国で土地不足っていうのはうそだよ。だってさ、どんどん埋め立ててビルを建てるんだから。だから土地不足になんてならないよ。」と言っていました。たしかにそのとおりだと思います。かの有名なラッフルズホテルはビーチロードという通り沿いにあるのですが、その昔はホテル前にある海辺にパラソルを立ててホテル客は常夏の国の海を楽しんだと言われています。現在その地域はオフィスビルやホテルが立ち並んでいています。
シンガポールの国土はどんどん拡張されています。私が住んでいるイーストコーストロード(東海岸通り)沿いも埋め立てが進み、海外線が遠のいているのがバルコニーからはっきりと見えます。
シンガポールは一年中夏なので、四季がありません。日本とカナダでの生活に慣れている私としては、なにかを思い出すときに、その時に着ていた服や町の様子から「ああ、あれは春先だった。」などと思い出していくのですが、シンガポールだといつも夏服なのでうまくものごとを思い出せません。ですが、いつも夏服なので服代にお金がかかりません。しかも10年以上常夏の国に住んでいると、冬服を着るのがおっくうになります。冬に日本やカナダを訪問すると、ジャケットを着たり手袋をしたりするのがとてもめんどくさく感じられます。
シンガポールの国民性って?簡単な説明と体験談
シンガポールの国民性を一言で表したことばがあります。「キアス」です。聞いたことがあるでしょうか?私はシンガポールに引っ越して来るまではこのことばを聞いたことがありませんでした。
「キアス」とは中国の福健省で使用される福健語からきたことばです。意味としては「他人を押しのけても自分だけが勝ちたい、得したい、自慢したい。」という気質です。またこの性格の根源として「負けるのがこわい。自分が他の人より劣っていると認めたくない。」という気持ちが強いために生じるものだそうです。
ようするにはっきり言ってしまえば、「キアス=スーパー自己中心」という性格で、日本人のような「謙虚」を重んじる国民性とはかなりちがいます。
では、このような国民性をもったシンガポール人を私はどのように考えているかを正直に話したいと思います。
シンガポール人について:10年以上にわたる経験からサイト管理人の率直な感想
シンガポール人の友人や隣人と話していて、たしかにキアスを感じることが多いです。見栄をはりたがりますし、プライドが高いです。ですが、「ああ、この人けっこうキアス気質だなあ。」と割り切ってつき合えばそれほど気にもならないです。シンガポール人はとてもはっきりしていて、日本人のように心の奥底をさぐるようなそういうちょっとジメッとした面はもっていません。ですので、気らくなおつき合いができます。
シンガポールの男性は優しいですが、マザコン男性が多いです。家族愛が強いです。シンガポールの女性は、一般的に男性よりも気が強いです。あと、これは本当に私的な感想ですが、女性のほうが頭がいいなあという印象をもちます。シンガポーリアンの女性は、仕事やものごとを理解したり習得するのが非常に速いです。
シンガポールは徴兵制度があります。男性は18歳になると2年間軍隊トレーニングを受けなければなりません。その後も通常40才まで、毎年2週間から一ヶ月近く徴兵されます。その期間、男性は仕事を休まないといけません。一方、女性にはそのような制度がないため、男性とくらべるとキャリア面で昇進がはやいです。ですので管理職についている女性が多いです。このような理由もあって、女性のほうが男性より気が強かったり、習得スピードがはやいのかもしれません。
シンガポーリアンは男性女性問わず、新しいものが好きですがすぐに飽きてしまうようなところがあるように思われます。シンガポールの国自体は資源がありませんが、ビジネス国として成長しているので、じっとしていても世界中から目新しいものが次から次へと入ってきます。そのような状況に慣れてしまっているせいなのでしょうか?新しいものをキャッチするのがとてもはやいですが、手放すのもとてもはやいです。
シンガポール人って日本が好き?日本人についてどう思ってるの?個人的な体験からの正直な私的感想は・・・
シンガポールには多くの日系企業が進出していますので、日本語が堪能なシンガポール人はけっこういます。大学でも日本語コースは人気があるのでかなり成績がよくないと入れないと聞いたことがあります。
シンガポールの人たちは日本食が大好きです。日本人や日本法人が経営している日系レストランとシンガポール人オーナーの日式レストランを合わせて、軽く1000店は越えていると思います。ちなみに古い資料ではありますが、在シンガポール日本国大使館のデータによると、2015年6月の段階で日本食レストラン数が1105店になっています。現在は2019年ですので2015年というと今から4年前になります。4年前のシンガポールを思い出してみると、やはり今のほうが日本食レストランは圧倒的に増えていますね。
日系スーパーもありますので日本のものは簡単に手に入ります。ちなみにドンキーが3店あります。紀伊国屋も4店ありますし、UNIQLOとダイソーはあちこちにあります。日系ヘアサロンもたくさんあります。これらのお店のお客は日本人だけではありません。シンガポール人や外国人でにぎわっています。
シンガポールは親日国です。日本が好きなシンガポール人は本当に多いです。とくに北海道旅行が好きな人が多いです。シンガポールは常夏の国なので寒いのにあこがれがあるのだと思います。また、冬の厚いジャケットを着たり冬のファッションを楽しむのもうれしいようです。
日本人のことも好きです。とくに日本人の女性はシンガポールの男性に人気があるように思われます。シンガポールの人たちは、顔の作りやしぐさを一瞥しただけで日本人かどうかを見分けます。シンガポーリアンぽくしているつもりでもすぐにバレます。「日本人男性はシンガポールの女性に人気がない」というのをよく耳にしますが、私の個人的意見としてはそうでもないと思います。日本人男性はハンサムな顔だちの人が多いのでそれなりにもてているようです。結婚しているカップルも何組か私の周りにいます。
まとめ
以上、シンガポールという国について、またシンガポールの人柄や日本人への対応について書かせていただきました。
シンガポールという国が少しイメージできたでしょうか?
シンンガポールという小さな国は、実は埋め立てることによって国の面積を広げていることや、「キアス」という競争心旺盛なシンガポーリアンの気質、そしてシンガポーリアンの親日度にもふれてみました。
なお、上記はもちろん私的な感想で、人によって全く違う感想があるかと思います。
シンガポールの経済発展にともなって、日本からの駐在員の方々も増えることと思います。また若い日本人の方々にとっても、シンガポールは治安のよい国ですので住みやすいと思います。
なにかの参考になれば幸いです。
*** おまけです。***
さいごに、シンガポーリアンカップルとウエスタンカップルの違いをコメディっぽくまとめた動画を見つけましたので、シンガポーリアンの恋愛事情がかいま見れるかと思います。
こちらです。コメディタッチです↓↓↓
さいごまで読んでくださいまして、どうもありがとうございました!
英語が話せるようになりたい! いつか海外で働いてみたい!
でも、なにからどのように始めたらいいかわからない。
初心者の私に合う教材ってどれ?
飽きっぽい私に合う学習方法は?
カナダで日本語インストラクター、シンガポールで英会話教師の経験者が
「短時間+低コストの学習方法と教材」を記事にしてまとめました。
ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。