目次
わずかに英語の発音が違っているだけでとんでもない誤解がうまれる!
英語の発音ってそれほど神経質になることはないとはいえども、やはり基本は抑えておかないと後悔します。ステキな彼から話しかけられたときに変な発音で英語を話してしまったら・・・という展開の動画。もうひとつはドイツの英会話学校のコマーシャル動画。どちらも笑えます!
英語の発音って日本人だけが気にしないといけないの?
こんにちは!
ケイスケの叔母です。
先日、元生徒さん(シンガポールで働いている美容師さん)が「最近はそんなに考えなくても英語が口から出るようにはなってきたんだけど、発音がひどいみたいでお客さんとの会話がギクシャクしちゃって。。。」と悩んでいました。
そこで、今日は英語の発音について少しお話ししたいと思います。
まずは、上の見出し「英語の発音って日本人だけが気にしなければいけないの?」の答えですが、ずばり他国の方たちもなまりが強くて何を言ってるのかわからないという状況はたくさんあります。
だからそれほどまでに神経質になることはないのかもしれませんが、聞き取ってもらえなければ会話は成り立ちません。
英語の発音が大きくズレていると相手がそのうちに疲れてしまって・・・
それどころか時としておもわぬ誤解をうむことだってありえます。
そこで今回は、英語の発音が誤解につながってしまった爆笑ものの動画を2つ紹介しますね。
「また会いたいキュートな中国人女性に電話番号を尋ねたら・・・」の動画
まずは動画を見てみましょう!
とても短い動画ですし、英語の字幕が出ますので理解しやすいと思います。
いかがでしたか?
笑っちゃいますよね!
念のために動画の会話内容を英語と日本訳で書きます。
動画タイトル:「 Getting the phone number of a Chinese girl 」(「チャイニーズガールの電話番号をゲットする」)
男性:Could I have your number? (電話番号、教えてもらえますか?)
女性:Sex sex sex free sex tonight.(セックス、セックス、セックス、フリーセックス、トゥナイト)
男性:?(えっ?)
女性:(6663629 とタブレットの番号を押します。)
男性:Oh.(ああ。)
男性:Six(シックス)
女性:Sex(セックス)
男性:Six(シックス)
女性:Six(シックス)
男性: Yeah, good.(うん、いいね。)
ようするに、男性は女性の電話番号を尋ねたのですが、とんでもないエッチな答が返ってくるので男性は驚きます。女性は男性のタブレットに電話番号を指で押します。そこで男性は、「セックス」は「シックス(6)」のことで、「フリー」は「スリー(3)」、「トゥナイト」は「トゥー、ナイン(2、9)」だとわかり、ホッとします。最後の場面は男性が女性の発音を直してあげているところです。
この動画は誤解もとけハッピーエンドですが、実際に週末のクラブでステキな男性に声をかけられ、10年に一度のチャンスと意気込んだのはいいものの、その男性に「6」を「セックス」と聞き間違えられたら・・・これって悲しすぎる。。。
逆に男性が自分好みの女性あるいは男性と話すチャンスをゲットしたのにもかかわらず、シックスと言ったつもりがセックスと誤解されたら、これまちがいなく「このスケベ男!キモい!」と思われちゃう可能性大です。
後悔する前に最低限の発音は押さえておいたほうがよさそうです。
沈みかけた船との連絡通信を試みようとするドイツ人の沿岸救助隊員の一言が爆笑もんの動画
この動画は笑えますよ!
わかりましたでしょうか?
爆笑もんの喜劇だけど、沈んでいる船にとっては悲劇です。
念のために動画の会話内容を英語と日本訳で書きます。
動画タイトル:「 German Language School commercial We’re sinking! 」(「ドイツランゲージスクールコマーシャル 我々の船が沈没しかけています!」)
(ドイツ人のコーストガード2人がドイツ語で話しています。シフトチェンジでベテラン隊員が出て行き、新人が残ります。)
無線:Mayday mayday, hello, can you hear us? Can you hear us? Can you … over? Hold on. We’re sinking, we are sink…(メーデーメーデー、聞こえますか?聞こえますか?聞こえ・・・オーバー?待って。船が沈みかけています。沈み・・・)
コーストガード: Hello. this is German Coast Guard.(もしもし、こちらはドイツ沿岸警備隊です。)
無線: We’re sinking, we’re sinking.(沈没している。沈没・・・)
コーストガード:What are you thinking(sinking) about?(何を考えているのですか?)
(「喜びの歌」の曲)
Improve your English (英語を磨きなさい。)
内容としては、船が「沈む」の「sink」をコーストガードは「think」と勘違いしたのです。沈んでるという極めて危機状況にもかかわらず、コーストガードは「何を考えているんですか?」というマヌケかつノーテンキな返答をしているところが爆笑もんです。そしてこのおバカさを強調するかのように「歓喜の歌」の曲が流れます。
確かに「sink」と「think」はどちらも「シンク」というように聞こえるかもしれませんが、実は発音のしかたが全く違います。
SOSを出している船は「sink(沈む)」で、この「S」は舌を上の歯の根元あたりに近づけそのすき間から息を出すような感じで発音します。
一方、コーストガードの「think (考える)」は舌を上の歯と下の歯の間に軽く挟み、上の歯とのすき間から息を出すように発音します。ちなみに日本語にない発音です。
この動画は、ドイツのランゲージスクールのコマーシャルに使われているようです。(「German Coast guard trainee」というタイトルで同じ動画があります。)日本人の苦手な「s」と「th」、th を s と発音するのはどうやら日本人だけではないようです。ドイツ人にとっても簡単ではないようですね。
最後にこの動画に関する追記ですが4つほど、
ちなみにその1、「第9」として知られている「喜びの歌」は、かの有名な音楽家ベートーベンの代表作で、ベートーベンはドイツ人です。
ちなみにその2、この「第9」はEUのテーマソングになっています。それで「improve English」ですからちょっと皮肉なメーっセージが込められているような気がしないでもありません。(EUならEUらしく英語が話せるようになれみたいな。。。)
ちなみにその3、このランゲージスクールというのは実はベルリッツです。ベルリッツはドイツ系の名前です。でもベルリッツはアメリカの学校です。
ちなみにその4、このコーストガードは典型的なドイツなまりの英語で話しています。もしドイツの人たちの英語ってどんな感じなのかなあと興味があるなら、こんな感じです。(でもここまでは強くなまってないかも。。。)
しんけんな場面で喜劇(結果的に悲劇)が起こってしまうのも発音が原因というわけです。
実際のところ「英語の発音」って重要ですか?
ここからは、英語の発音についてのマジメな話になります。
現在、いろいろな国の人たちが英語で意思伝達をしていますが、実際のところ、みんながみんなテレビや映画で聞くようなアメリカ英語やイギリス英語を話しているわけではありません。
その国特有のなまりのある英語で話している人たちがほとんどです。
アメリカやイギリスの人たちでも地域によっては、強いなまりのある英語を話しています。
ちなみに私が住んでいるシンガポールは多民族社会ですし、さらに日本人を含む海外からの駐在員やその家族がたくさん住んでいます。その人たちの英語はやはりテレビや映画で聞く英語とは違います。
シンガポール人の英語もシングリッシュという英語で話している人が多く、この人たちの英語もテレビや映画で聞く英語とは、はっきり言ってほど遠いです。(シングリッシュについて書いた記事は ↓)
だから
「そんなに発音に力を入れなくてもいいのでは?」
個人的には上記の意見に賛成です。
ですが、賛成とは言えども、それでは全く何を言っているのか聞き取ってもらえない英語の発音だと話のキャッチボールができません。
しかも、もっと、もっと、悲しいことは・・・
自分が英語を話したときに相手は最初は一生懸命聞いて理解してくれようとするのだけど、そのうちあきらめた顔になり、さらには顔をしかめる・・・
その瞬間はマジ、キ・ツ・イです。
「ズキッ!ドサッ!!!」って感じ・・・
傷つくんです。心が折れる・・・
聞き手にストレスを感じさせてしまっているのが明らかにわかるからツライです。
まっ、たしかに自分の下手な発音のせいで、相手もエネルギーを消耗しちゃうんでしょうね。
数々の苦い経験を経て私が言えることは、「発音はそれほど神経質にならなくていいけれども基本は押さえておくように。でないと後悔します。」に尽きると思います。
基本の発音さえ押さえておけば、あるていどは通じます。もちろんそれでも通じない時があります。でもあるていど通じていれば、自分の英語になにかしらの自信がついているのでひるみません。ここが精神的に大きく違うところです。
言った単語が理解されていなくいても「Sorry」とおちついて言い、似たような意味の単語を言ってみたり、あるいはスペルを言うことで会話をつなげていくことができます。
あわてないし、あせらないし、どうってことない。「だって日本人なんだから多少のお国なまりは消えないさ。」って感じです。
英語の発音の勉強方法について
このサイトでは3つの教材をおすすめしていますが、その他にもいろいろな方法があると思います。(この記事の終わりの下にあります「おすすめ教材3選とビギナーのための学習法」の記事内に詳しく説明しています)
実際、発音の学習法はちょっと前まではとても厄介なものでした。なぜなら自分が発音している英語が正しいのかをより正確にチェックする機能が身近になかったからです。
ですが、最近は英語の発音を取り上げた動画もたくさんあります。またAI大活躍の時代ですので、捜せば無料のAI教材も簡単に見つかります。
ちなみに個人的なことですが、私の主人はカナダ人ですが、主人の亡き父はドイツ人で 亡き母はフレンチカナディアンでした。二人とも違ったなまりで英語を話していました。その二人の間に生まれた子供たちは、主人も含めてですが、カナダで生まれ育ったためかネイティブカナディアンイングリッシュの発音です。昔はその家族の中に入って私が日本人ぽい英語で話していました。
おそらくこういう光景は多民族社会であるカナダではごくフツーの環境だと思います。
だから映画や海外ドラマにでてくるような英語で話す必要など決してありません。
基本だけを押さえて、あとは恥ずかしがらず大きな声で話すことです。
もっと言っちゃえば、もし自分の英語が分からなくて相手が顔をしかめれたならば、しかめられた分だけ自分の英語は成長していくゾとガッツでのぞんでください!
今日もさいごまで読んでいただきまして、
どうもありがとうございました!!!
英語が話せるようになりたい! いつか海外で働いてみたい!
でも、なにからどのように始めたらいいかわからない。
初心者の私に合う教材ってどれ?
飽きっぽい私に合う学習方法は?
カナダで日本語インストラクター、シンガポールで英会話教師の経験者が
「短時間+低コストの学習方法と教材」を記事にしてまとめました。
ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。