ネイティブが日常生活で使う受動態!どのように使うのが効果的?「by+動作主」は必要?
受動態は「be動詞+動詞の過去分詞+by人・物」という文型で「〜される」と習いましたが、ネイティブの人たちの実生活ではどのような場面で受け身の表現を使っているのでしょうか?また「by+動作主(人・物)」の部分は必ず必要なのでしょうか?
お店で見るサインが受け身に!なんで受動態なの?
「sold out」の張り紙!
「Occupied 」「Reserved」等のサインも受動態です!
このような例を見てもわかるようにネイティブの人たちは受動態を使って表現することはよくあるけど、「誰々・物によって」を意味する「by+動作主(人・物)」はつけないことがふつうなの。この後の説明を見ればもっと納得がいくと思うわ。
動作主がわかりきっている場合、または動作主が誰かわからない場合に受動態を使う
受動態を使うと表現がやわらかい印象になる
今までは受動態って単なる文型としか認識していなかったけど、今回で受動態の価値や受動態ならではの効果のようなものを感じ始めてきてるよ。それから今気づいたけど、やはりこれらの表現も「by+ 動作主」は不要だね。
欧米人的な考えとして「感情は受け身で表現」する
じゃあ、じっさいに感情が受け身で表現されている例文を挙げるとしたらどんなのがあるの?
日常でよく使う感情動詞 surprise、please、satisfy、disappoint は受け身になる
surprise: 驚かす
please: 喜ばせる
satisfy: 満足させる
disappoint: 落胆させる
という意味だよね。
be surprised at: 驚く I was surprised at the email.
be pleased with/at: 喜ぶ She’s very pleased with the present .
be satisfied with: 満足する I’m satisfied with the result.
disappoint with/at: 落胆する I’ll be disappointed at the news.
となります。at や with などの前置詞をともないます。
ところでさあ、俺は前置詞は嫌いなんだよね。もっと簡単にいう方法はないのかな?
上記の4文を「to+動詞の原形」を使って書き換えてみると、
be surprised at: 驚く I was surprised to read the email .
be pleased with/at: 喜ぶ She’s very pleased to see the present .
be satisfied with: 満足する I’m satisfied to get the result.
disappoint with/at: 落胆する I’ll be disappointed to hear the news
となります。
いかがでしたか?
ネイティブの人たちは受動態をどのような目的で、またどのような場面で使っているかを紹介しました。また、受動態ならではの効果というものも感じられたのではないでしょうか?
まとめ:受動態/受け身の使い方
- ネイティブの人たちの実生活では状態を簡単に伝えるために受動態を使うことがある。(例:町で見かけるお知らせサイン 例:sold out、 occupied、 reserved)
- ネイティブ英語の受け身表現には「by+動作主(人・物)」がないことが多い。
- ネイティブの人たちは動作主がわかりきっているとき、または動作主が誰かわからないときに受動態を使う。
- ネイティブ社会ではやわらかいニュアンスで伝えたいときなどに効果的な受動態を使う。
- ネイティブ思考では何かによって感情が生じると考える。よって、感情は受け身/受動態で表わす。
以上、ネイティブの人たちの日常生活の中では、受動態をどのように使うかについて説明しました。
さいごまで読んでくださいまして、どうもありがとうございました!
「I was born to love の曲から受動態を習得」の記事です。
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