日本語では未紹介のシンガポール動画を2つ公開!涙が止まりません!

シンガポールの真の魅力を日本人にもっと伝えたい!

この短フィルムはシンガポール政府のコマーシャルです。脚本・監督はいくつもの賞を総なめしたすご腕マレーシアン女性。彼女の祖母はなんと日本人、そして好きな映画は「男はつらいよ」。これは日本人としては見逃せない!じーんとくる作品です。シンガポールの「心」に触れてください。

 

こんにちは!ケイスケの叔母です。

2004年の12月からシンガポールに住んでいます。

10年以上この国に住んで、私が見たこと、感じたナマの経験を(もちろん偏見があるとしても)少しでも日本人の方々に知ってもらいたい。日本語では未だ訳されていないシンガポールの魅力を見つけて紹介していきます。

家族愛「シングルファザーと娘の愛」のコマーシャルは涙なくして見れません!

シンガポール政府のMCCY(Ministry of Culture, Community and Youth) のコマーシャルです。日本語で言うと「文化・地域・青少年省」とでも言うのでしょうか?このMCCYの指命は、人』を対象としており、シンガポールが誰にとっても最高の家であるために帰属意識や未来のために強い絆を築いていこう」という目標をかかげて活動しています。(※ MCCYのホームページ「our ambition 」を参照のうえ要約)

このように、広い意味での「家族」を意識した概念のもとに働いている政府ですので、制作されたコマーシャルも庶民の実生活に触れた心暖かいものとなっています。シングルファザーと娘の絆を表現している3分ほどの短かいフィルムです。英語のナレーションもはっきり+ゆっくりスピードなので聞き取りやすいと思いますよ。

こちらがその動画です。↓↓↓

Family

いかがでしたか?

この親子が住んでいるアパートは典型的なシンガポールのHDBと言われる公営住宅です。また児童期の娘さんのスニーカーが彼女の背丈よりずいぶん大きいのに気づかれましたか?すぐ成長するのを見こして大きめのサイズを買ったんでしょうね。シンガポールではよく見られる光景です。また靴屋や下着やさんも公営住宅付近の典型的な店の造りです。ブラジャーをほしがっている娘さんにお父さんは少しあわてて、小走りで娘さんを連れて家に帰ります。そして亡き奥さんの写真を見て「Your dauther lah.」(君の娘だよ。)というフレーズはシンガポーリアン特有のシングリッシュアクセントです。(シングリッシュと「lah」について書いた記事はこちらです。)それから娘さんの部屋の赤いカーテン。シンガポーリアンは男女問わず赤色が大好きです。あのふんわりした赤いカーテンはきっとシンガポーリアン+娘心のようなものを表現しているのかもしれません。

動画のちょっとした説明はさておき、なんかじわっとくるものがありますよね。

この短フィルムのディレクターは Yasmin Ahmad (ヤスミン・アハマド)というマレーシア人女性で、ウィキペディアによると母方の祖母が日本人だそうです。2005年に彼女の作品は東京国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞しているほか、いくつかの受賞作品を世に出しています。2009年に脳出血のために死去されています。同年に東京国際映画祭で上映された『タレンタイム〜優しい歌』が遺作となりました。(※ ウィキペディアを参照のうえ要約)

上記のフィルムは「Family」というタイトルより「Red shoes」としてシンガポールの人々に知られています。

この動画をテレビで見たとき、私は「シンガポールってこんなコマーシャルがあるんだあ。」と驚きました。ましてやそれが政府のコマーシャルとわかって「へえ、シンガポールってこんなふうに国民にアプローチしていくんだなあ。」とシンガポールに住んでいることがなんとなくうれしく感じられました。何年前に見たコマーシャルだったのだろうと今回調べてみたところ、2008年でした。

 

この Yasmin Ahmad (ヤスミン・アハマド)というディレクターは、シンガポールの同省のためにもう一つコマーシャルをつくっています。「Funeral」というタイトルです。

個人的には上記に紹介した「Red shoes」のほうが好きですが、この短フィルムもじぃーんとくるものがあります。「夫婦間の愛」と「人種」を表現したすばらしい作品です。こちらも3分ほどの短いフィルムです。

こちらがその動画です。↓↓↓

Funeral

いかがでしたか?

奥さんが亡き夫のお葬式で、夫の不快なクセに悩まされていたことを話しています。彼のいびきのひどいこと、おならのこと。でも夫が死に直面するほどの病に至ったときには、彼女を不快にさせた夫のいびきやおならが、彼がまだ生きているという証明となり彼女を幸せに感じさせるものにかわったと話しています。「不快」が「幸福感」にかわるように、小さなインパーフェクション(不完全さ)はパーフェクション(完全さ)にかわるのだと彼女は言っています。そして彼女の子どもたちにも父のように美しい不完全さをもった人を選べと締めくくっています。

この内容には少し説明が必要かなと思います。まずは見てわかるように「夫婦の愛」を表現しています。もう一つは「人種」についてです。

奥さんはインド系でサリーを着ています。亡き夫の写真を見ると彼は中国系です。子どもたちは当然ながら中国人ぽくみえる顔立ちの子もいますし、またインド人ぽくみえる顔立ちをしている子もいます。もう一つ興味深いこととして、年取った夫婦が何回か短い動画の中に照らされていますが、老婦人の洋服はプラナカンのブラウスを着ているように見えます。プラナカンとは中国系の男性とマレー女性が結婚してできた文化のことです。このようにこの動画は「ミックスマリッジ」という「違う人種どうしの結婚」を表現しています。

そしてこのミックスマリッジの意味するところは、「同じ人種どうしではないインパーフェクトなことが、結果としてパーフェクトになるよ。」と言いたいわけです。さらには、動画の中で「美しいインパーフェクトを備えた父のように」と言っているように、「インパーフェクトは美しいものなんだよ」とも示唆しています。

言いかえるならば「それぞれの人種がまじっての多民族国家の美しさ」を表現している短フィルムです。

ちょっと奥が深いですが、カナダやシンガポールなどの多民族国家に住んだことがある人にとってはピンとくるものがあるかと思います。一方、日本のように単一国家ぽくみえる社会で育った方たちには少しわかりづらいかもしれません。(単一国家ぽくみえると書いた理由は、実は第二次世界大戦の敗戦により解体される以前の大日本帝国は多民族国家でした。また厳密な意味での単一国家はこの世界に存在しないからです。 ※ ウィキペディア「単一民族国家」より参照のうえ要約)

いずれにしてもこのコマーシャルフィルムはヤスミン・アハマドさんを絶賛する作品の一つです。調べてみると2009年の作品となっていましたので、死去された年に制作されたかあるいは公表されたのが2009年だということなのかもしれません。

ヤスミン・アハマドさんのお写真です。(ウィキペディア より引用致しました。)

 

2つの動画とも心にひびきますよね。「シンガポール政府もなかなかオツなことをやってくれるじゃないの。えっえっ!」って感じです。

このサイトは、英会話サイトでもあるので、英語のリスニングにもやくだつかと思います。映画やTVドラマを見て英語のリスニングを勉強していらっしゃる方が多いですが、私の個人的意見としては、もっと短いものを訳したり聞きとっていくほうが長続きすると思います。

いまや動画ブームですので、短時間で終了する英語動画がたくさんあります。どんどん見て英語耳になってくださいね!

 

今日は以上です。今まで知らなかったシンガポールのよさを少しでもお見せできたならさいわいです。

 

さいごまで読んでくださいまして、どうもありがとうございました!

 

「シンガポールの人たちは日本人が好き」という記事はこちらです。

「アメリカのビールのコマーシャルの英語を聞き取る」はこちらの記事です。

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