シンガポールで事故り、救急車で運ばれ手術!(続編)

おもしろにがい経験!コロナ期にシンガポールで手術!(続編) 

コロナ感染がまだ広がる中、シンガポールの病院はてんてこまい。そんな中、急に手術をすることになったのですが、術前、術後、また病棟の様子など経験したことを書きました。

前編のまとめ

2022年、シンガポールのイーストコーストパークで自転車事故にあいました。チャンギ総合病院に救急車で運ばれたまではいいのですが、コロナ真っ最中のため、手術はキャンセル待ちだわ、ベッドに空きはないわ状況。それでもお医者さんも看護婦さんもやさしくて。。。。

果たして翌朝に手術はできるのか?

※ このサイトは英会話サイトなので、いくつかの会話に英語と和訳を入れ込んであります。

 

ちなみに前編はこちらです。 ↓↓↓

 

コロナ時に事故!記憶が消え気づいたら救急車の中。そして手術へと! 2022年まだまだパンデミック状況の中、自転車で跳ね飛ばされました。コロナ時...

 

シンガポールのお医者さんのことばに笑える!

10時ごろになると、続々とドクターと見習いチームがそれぞれの担当の患者さんたちのところにやってきました。なにやら患者と短い会話をしています。そうしているうちに、ちょっと小太りのドクターと見習いチームが私のベッド脇で止まりました。

で先生が、

「残念ながら今日は手術ができません。キャンセル待ちだから先に症状の重い患者さんが現れてしまったので、貴方の番はその後になりますから。。。」

とは言いませんでした。こう言ったのです。

” How are you? Did you sleep well? Sorry, I can’t do the surgery today. Imagine this. You come into a popular restaurant without a reservation, and you are in a situation where you might be able to eat if a seat becomes available. But the next customer with a reservation has arrived. You unfortunately won’t be able to dine. You understand, right? ”

日本語に訳すと、

「元気ですか?よく眠れましたか?申し訳ないが、今日の手術はできません。こんなことを想像してみてください。あなたは人気レストランに予約なしで来店し、席が空けば食べられるかもしれない状況にあります。しかし、次の予約のお客さんが来てしまった。あなたは残念ながら食事をすることができません。分かるでしょう?」

私は「Yes.」と力弱めに答えました。が、心の中で

うわあ、さっすがシンガポール!
こんな時でも食べること関連で例を出してきたあ!

とりあえず麦芽飲料のミロ(シンガポールの人たちは「マイロ」と呼びます。)とクラッカーを食べて、そのあと朝食が運ばれてきました。

看護婦さんたちもからは「明朝には手術ができるといいね。」と励ましてくれました。

私の左隣ベッドには若いマレー系の女性の患者さんで。ドクターや看護婦さんとの会話から推測するに、どうも重度の糖尿病のようでした。

 

とんだハプニング!急に掃除し始めた男性入院患者!

午後になると、60歳くらいの男性患者がベッドから飛び起きて急に掃除をし始めたんです。

その男性が「I can’t stay in the bed for a long time. I wanna move.」(ベッドの上でじっとしていていられないんだ。動きたいんだ!)

看護婦さんが二人がかりで

「Please go back to the bed.  It’s clean here.」(ベッドに戻って下さい。ここは(掃除しなくても)清潔だから。)

と言って抑えようとするのですが、その男性は看護婦さんが近寄っていくと前方30㎝周囲をほうきを左右に動かして防御します。

マジ、おじさんのディフェンス力高い!!!

すると急に私の隣ベッドのマレー系の女性がシーツを顔にかぶせてうずくまりました。笑ってるのかなあと思ったのですが、これがそうではありませんでした。

看護婦さんがその女性のところにやってきて、笑いながら「your uncle is a trouble.」( あなたのおじさんは困った人ネ。)と言い、彼女もシーツをめくって顔を出し、「I’m so embarrassed that he’s my uncle.」(もうあれが私の叔父だなんてホント恥ずかしい。)と話しているんです。

まあ、なんとプロ級のディフェンスプレイヤーは
その女性の叔父さんだったのです!!!

 

左隣の患者さんにおもわずもらい泣き!

そうこうしているうちに、右隣の男性が手術を終えてベッドに戻ってきました。私の術後の場合にも言えることですが、携帯電話をすぐに返してもらえないんです。病院内のどこか大切なところに保管されているようなのですが、そこからもどってくるのに数時間がかかります。

でその男性がようやく携帯電話を手にして、インドネシアかパキスタンの自宅に電話しているようなのですが、隣のベッドにいる私の耳にも奥さんが泣いている声が聞こえてきます。男性はわりと淡々と奥さんに話しかけていたのですが、「アバ、アバ」(パパ、パパ)という幼児の男の子の声が電話口から聞こえた瞬間、その男性は号泣し始めたのです。

やっぱり子どもってかわいんだなあとしみじみ。。。

 

そうこうしているうちに時間が経ち、またしてもその夜から翌朝の手術に備えるために絶飲食です。

明日はついに手術か、それともまたレストランは予約満杯か。。。

 

またしても延期。。。

翌朝、7時くらいに看護婦さんから「朝食を配りますからね。」と言われました。ツーことはまたしても手術は延期です。

経験というのは不思議なもので、すでに一日を過ごしているので、あまり緊張感というか不安感もいっさいなくなり、ベッドで穏やかに過ごしました。二日目は前日のようなおもしろいできごともなし。。。

でまた夜になると絶飲食に入って。。。

朝の5時くらいに看護婦さんのシフトチェンジがあって、引継ミーティングが行われていたのですが、「ジャパニーズ」という単語が聞こえたので、「今日は手術できるのかも?」と少し緊張しました。(後で知ったことですが、2日待てば3日めは「予約者」と登録されるため、「キャンセル待ち」ではなくなるのだそうです。そのときは知らなかった。。。)

 

ついに手術、そして術後の部屋の様子は!

7時過ぎに看護婦さんから「10時ごろから手術の準備を始めるから貴重品を渡してくださいね。」と言われました。

おー ついに来たあ!!!

で、時間とともに手術室に運ばれて。。。もうここらへんはよく覚えていません。。。

目が覚めると、若い男性スタッフがコンピュータースクリーンを見ています。そこへ女性のスタッフも来たのですが、その男性スタッフは女性にコンピューター画面を顎で指して

「見てよ。秒単位でベッドが埋まっていく。空きがない。どうしよう。。。」と話しています。

はあ~?またキャンセル待ちってかあ~?

と思っていると、男性が「よし、OKだ!」と言うと、女性スタッフがもう一人現れ、「エアコンはない部屋ですがベッドは確保できたので、今からあなたを運びますね。」と言われました。

どんなところだろう。。。と思っているうちに到着したのが、

海原のようなものすごい大部屋!!!

女性のみの部屋で、患者は皆トロピカルピーチオレンジ色のパジャマを着ています。私の場合は肩の手術だったので、用意されたのは羽織のような上着でした。色は他の人と同じで、フルーティーです。

本当に大部屋で、まるで戦争中の病院のように天井に大きな扇風機が的確なスパンで設置されていて、そして扇風機の羽がゆるやかに回っています。

レトロなコロニアル雰囲気だけどモダンなインテリアで、壮大な数のベッドがこれまた的確なスパンで置かれ、その上にはピンク色のパジャマを着た女性が座っていたり寝てたりしています。

観光に来たようなというか、とにかく今まで見たことのない情景を間近で見て、ちょっと得した気分になりました。しかもエアコンなしとはいえども、ちょうどいい感じの涼しさで、シーリングファンからの心地よい風が時間をおいて頬にあたっていきます。

え~、いいじゃん、いいじゃん、この部屋!

看護婦さんはなぜか皆さん若いです。見習いのような人もいます。胴体に大きなおんぶ抱っこ帯のようなものをつけていて、おそらく患者さんを起こしたりするときに使用するもののようです。

後にわかったことですが、この病棟は原則的に長期間の入院患者さん専用棟でした。

私のベッド場所は看護婦さんの机の後方でした。多分、術後すぐだから看護婦さんたちの目が行き届く場所に配置されたのだと思います。右手は廊下でその先にトイレがあります。

左手は永遠に続きそうなベッドがずらっと並んでいます。

近視の私にはまるでベッドの上にピーチがのっかっているよう。。。

 

夜中におたけびが!

携帯がやっと戻ってきて、夕食も済みました。消灯時間のため暗くてピーチさんたちも見えません。私の身体は麻酔がきいているのと痛みどめで苦痛なしです。で、インターネットで暇つぶしをしていたのですが。。。

「ぐぇ~! ぎゃあ~! ユー キリング ミー! ドン キル ミィ~~~~~! ぐぇ~~~~~!」

とおたけびがトイレから聞こえました。おそらく看護婦さんが患者さんにシャワーを浴びさせているのだと思います。あわてて周りを見たのですが、ピーチさんたちは静かに寝ています。おそらくいつものことで他の人は慣れているのかもしれません。

気を取り直して、寝てみようと試みたのですが、私の後ろのベッドの脇にテーブルがあってポリスのような制服を着た人が二人座っていました。途中から一人になったようなのですが、そのテーブルのあたりだけに薄ら明かりがついていて、なんとなく目を閉じてもその明かりが邪魔して眠れません。

 

生まれて初めて「幻覚」を経験!

周囲が騒がしくなって目が覚めました。朝です!

この日は退院予定のはず。。。

朝食をすませたくらいから、ものすごく身体が痛くなって気を失いかけたのですが、看護婦さんが気がついてくれて痛み止めをくれました。

が、それが私には強すぎたみたいで。。。

左肩を手術しているので、右肩を下に横になっていたのですが、私の前方に見える廊下とトイレの風景が、

なんと砂漠とサラサラした砂が見えて、
ダイナミックな風景が広がっている!

でもうっすらと廊下とトイレも見える。頭の中がぼぉーとしているのですが「ああ、これが俗にいう幻覚症状なんだあ。」ともわかります。

あとはたぶんウトウトしたような気がします。。。

 

ぶじに退院!

その後、退院のためのサインをし、またリハビリ担当のドクターが首からつるす包帯をくれて、その使い方等の説明を聞きました。お医者さんも様子を見に来てくれました。

しばらくして主人が迎えに来たのですが、いきなり「あんたの後ろのベッド、女囚の患者さんだね。たしかに近くに大きなプリズンがあるもんなあ。。。」と言うのです。

だっから制服姿の人が常在してたのかあ、そういうことだったのかあ。。。

院内の薬局で薬をもらい、タクシーで家に帰ってきました。

 

自宅に帰ってきた!

ドアを開けると、愛ネコがいつものように「ニャー!」と寄ってきます。

バルコニーからは、イーストコーストパーク が見えます。海には貨物船がたくさん浮いていて、いつもと変わりない海景です。

玄関壁の鏡を見ると、左肩から包帯がぶら下がっていることだけがいつもと違っているように見えます。

でも、けっこう内容の濃い数日間だったような。。。

不安というよりはほろ苦く楽しい経験で、ホントいい思い出になりましたあ!!!

追伸:現在は2023年の2月です。2022年の11月に折れた肩の骨を繋いでいた金具を取る手術をしました。チャンギゼネラルホスピタルにはリハビリに行ったりレントゲンを撮りに行ったりと、えらくお世話になりました。私に自転車をぶつけた相手側の叔父さんからは、我々がお金を請求するのを懸念してか脅迫めいたメールを送ってきました。少し嫌な思いもしましたが、金銭的には保険で全て片づきました。

 

さいごまで読んでくださいまして、

どうもありがとうございました!

 

前編はこちらです。 ↓↓↓

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