シンガポールのローカルクリニックの様子を紹介!お笑い瞬間あり!

新型コロナウイルス時にシンガポールのローカルクリニックに行ってみた!

シンガポールに住んでいる日本人のほとんどは日本人ドクターに行くので、今回はちょっと珍しい記事になるかもしれません。新型コロナウイルスの真っ最中にローカルクリニックで見たこと、経験したことを紹介します。また実際に隔離されていたシンガポーリアン女性感染者の体験談動画も紹介!

 

こんにちは!

ケイスケの叔母です。

 

現在、世の中は新型コロナウィルス(COVID-19)の感染で大変なことになっています。

 

ここシンガポールでは、日本のテレビでも触れてるようにかなりおさまりかけてはいますが。。。

ですが、2月の中旬ごろは国中にひっそり感が漂っていました。

たとえば、マーライオンパークからマリナベイサンズあたりの散歩コースはいつもたくさんの観光客の方々が写真を撮りながら楽しそうに歩いているのですが、まるで「空っぽ状態」でした。

 

今日はそんな時期の私の経験談です。シンガポールのローカルクリニックでのできごとです。

 

COVID-19の真っ最中!あるシンガポールローカルクリニック内の様子を紹介!

個人的な話ですが、私はここ2〜3年前からアレルギー体質で、春先に日本に行くと目が赤くなってしまいます。

ふつうならシンガポールではそのような症状は出ないのですが、なぜか今年は目が充血して、しかも喉が痛痒くてたまりません。

バスの中でちょっと(ほんとに2秒くらい)セキを2〜3回ほどしてしまったのですが、なんと隣に座っていた人が席を移動してしまいました。

 

たしかに・・・

気持ち、よくわかります・・・

むしろ私が次のバス停で降りるべきでした・・・

 

で、やっぱこのままじゃまずいなと思って、クリニックに行くことに決めました。

 

実はシンガポールには2004年の12月末から住んでいますが、通常私の場合は病気になったときは近所のクリニックに行きます。

日本人の方々、特に駐在員やその家族の方たちは日本人医師がいるクリニックに行かれるようですが、私はめんどくさいので近場のクリニックを利用しています。

ですが、そんなめんどくさがりやの私でも、実は2つのクリニックを用途に分けて利用しているんです。

ひとつは①病名が自分でよくわからなくて不安なときに行くクリニックと、もうひとつは②病名がはっきりわかっている場合に行くクリニック、の2つに分けて目的に合わせて利用しています。

 

今回は②のクリニックに行きました。

なぜかというと、②のクリニックはいつも空いているからです。

どうしていつも空いているのかはよくわかりません。

個人的な意見を言わせてもらうならば、

②のクリニックは、問診も異常に短く、うなずくときの先生のしぐさがどうも投げやりっぽい、しかもフニャフニャ話すので「この先生、やる気あるとかいなね???」と思ってしまいます。

もしかしたら他の方たちも同じように感じているのかもしれません。

 

話を戻して、

 

今回の私の症状から、経験上アレルギーであることは90パーセント以上確信していますので、要は薬さえもらえればいいのです。

この時期、正直言ってクリニック内にあまり滞在したくないです。同じ空間で長時間居るのは不安です。

で、②のクリニックに行ったところ、私の前に一人、そしてその他に待っているのは私だけでした。

 

あ〜なんだ、ここはいっつもとおんなじだわあ〜ん。

とマッタリしていると、

 

急にドアが開き、マスクをして男性が2人、そのあとからもう1人、入ってきました。

 

一人は中国系の方、受付カウンターでの話し方や発音から推測するにシンガポーリアンで淡々と話していました。微熱があるくらいの症状だと受付カウンターの女性に伝えていました。

もう一人はインド系の方でおそらく駐在員と思われます。スーツ姿でマスクをしているのですが、とにかくものすごく咳をしていて苦しそうでした。しかもゴホゴホとずうっと咳こんでいます。

 

そのあとに入ってきた男性は欧米人でテレビドラマにでも出てきそうなイケメン男性なのですが、すざましく防備がすごい!

まずはクリニックのドア(押して開けるタイプのガラスドア)をヒジなどで開けるのではなく、きちんとクリネックスを手に持って、直接手がドアの取っ手に触らないようにして開けます。(ちなみに私は背中でドアを押しながら開けました。)

そして受付カウンンターに置いてある消毒液のところにまっすぐ向かい、すぐに手を消毒します。

受付での話が終わった段階で、また消毒スプレーを押し、消毒。そして我々から離れた椅子に腰かける。

ですが、この人の座っている位置は診察室ドアの近くで、そこから診察が終わった患者さんが出てくると、また受付カウンターの消毒スプレーを押す・・・

 

ちょっとやりすぎでは???

 

みんなの消毒液だし・・・

 

そしてインド人の方が咳をするたびに、彼は服のホコリを払うようなしぐさをします。まるで飛沫ウイルスをふりはらっているようなしぐさです。ですがその方が座っている場所は、咳こんでいる方から少なくとも7メートルくらいは離れています。

 

「え〜、どんだけぇ〜!?」と思っているうちに自分の診察順番が来て診察室に入りました。

 

先生の診察はあいかわらずでしたが、「この際だから喉を診てみましょう。」と言われ、喉を診察するために舌部分を押さえるスティックを先生が手にしたとたん・・・

そのスティックはちょうど木のアイスクリームバーを幅広くしたようなもので、先生の机の上にあるのですが、そのスティックが置かれている場所が患者さんの椅子にとても近い!

 

これじゃ、飛沫距離内でしょ!!!

 

「じゃ、しらべますから口を開けてください。」といつものふにゃふにゃした英語で言いますが、

 

ムリ、ムリ、ムリ。口なんて開けられないって!!!

 

私は、まずは口をしっかり閉じたまま首を大きく横に振り、そしてしっかりした口調で「その棒は使わないでください。」と言いました。

そして「舌をおさえられると反射的に吐きそうになるので。」とごまかし、スティックを使わずに診察してもらいました。

 

神経質になりすぎなのかもしれませんが、もう少し考慮があると嬉しい気がする・・・

 

で、診察室から出ると、

 

はい。そうでした。イケメン欧米男性がまた受付カウンターに歩み寄り、消毒液スプレーを手で押していました。

 

診察料と薬をもらったあと、入ったときと同じように背中でガラスドアを開けて立ち去りました。

 

そのまま自宅にまっすぐ帰る予定でしたが、反対側の道を渡ったところに①のクリニックがあるのを思い出し、ちょっと前を通ってみようという好奇心にかられました。

 

で、そのクリニックの前を通ると、

 

なんと!

 

大勢の人が椅子に座りきれなくて立っているどころか、道路近くあたりまでスマホをいじりながら順番を待っています。

 

なんか、現実を突きつけられた感じがして、足早にクリニックの前を通りすぎ、急いで帰宅しました。

 

後日というか2週間後に、薬がキレて、またしても喉が痒くなったので前回と同じクリニックに行ったところ、患者は私だけでした。で、先生はというと、前回は薄いマスク一枚をしていましたが、このときは薄いマスクの下にもっと尖った形の厚めのマスクをしていました。

 

以上が、私のクリニック経験談です。

パッとしませんが、ほんの少しでもシンガポールのローカルクリニックの状況を紹介できればと思います。

 

話はほんの少しずれますが、①のクリニックでおもしろい経験をしたことがあります。ぜひぜひ紹介したいです!

それはというと・・・

(話は↓に続きます。)

 

おもわず笑ってしまったローカルクリニックでの経験

その昔、まだ私が日系の会社で働いていたときのことです。

 

シンガポールでは、通称「MC」と呼ばれるものがあります。これは「Medical Certificate」の略でいわゆる「病欠」です。

町のお医者さんからこのMCを書いてもらえば、年次有給休暇とは別に最大14日間の病欠が認められています。

シンガポールのお医者さんは優しくて、二日酔いでも体調不良であれば気持ちよくMCを渡してくれるところがほとんどです。

変な話、「あ〜、最近働きすぎだなあ。疲れたあ。」なんていうときでも、クリニックに行って「体調不良だ。体がだるい。頭が痛い。最近よく眠れない。食欲がない。」などと言えばおそらくMCをもらえると思います。

私がシンガポールに来たばかりのころは、シンガポールは今ほど衛生管理がいきとどいていなくて、2〜3日雨が続いたあとの熱帯特有のムゥ〜と湿気で漂う昼ごろに、ストールでマンゴなどのカットフルーツを食べて大アタリしたことがあります。

お腹が痛いの、なんのって・・・

その痛さときたらマジ半ぱないです。お腹がよじれるような痛さです。

で、少し落ちついてからクリニックに行くとあっという間にMCを出してくれました。もちろん病気ですから当然ですが、本当にお腹が痛くなくてもこの理由でMCを出してくれたこともあります。(今だから言えますが・・・)

 

ある日のことです。

 

完全に風邪をひきました。仮病じゃなくて100パーセント、正真正銘の風邪です。

で上記の①のクリニックに行ったんです。

 

なんと!

 

先生がゴホゴホっと咳をしていて、「どうしましたか?」と私に聞くのですが、それも咳こみながらの会話です。

「風邪です。」と言うと、「じゃあまず熱をはからせてください。」と体温計を私の耳に当てようとするのですが、先生はゴホゴホと咳をするたびに手が動いて、体温計が私の耳の入り口あたりで動き回っていて、体温が測れないんです。

それで、先生は「失礼しました。」と言い、一瞬息を止めて体温計を耳に当てたところ、また我慢できなくて咳こんでしまいました。

あげくの果てにはその体温計を床に落としてしまって、それを拾い上げようとするのですが、急に咳がまた出てきて体温計を再び落としちゃって。。。

結局ナースの方に体温を測ってもらいました。

しかも問診の内容が咳きこんでいるからよく聞き取れないし(ですが、熱心に聞いてくれてカルテにいろいろ書きこんでいました。)、当時の私はシンガポールのアクセントに慣れていなかったのでうまく聞き取れず、仕方ないので推測にまかせて答えました。

最後のほうは、あまりの先生の咳ごみ状態に、おもわず「Are you really ok? 」と私が先生の背中をさする始末です。

 

ようやく診察を終えて、診察室を出ようとした私に、先生が「Take care! (お大事に!)」と言うんです。

きっといつもの習慣でそう言ったのだとは思いますが。。。

私は、「You too, Docter 〇〇. I think, you need MC more than me.」(「先生、あなたもね。あなたは私よりもMCが必要ですよ。」)と、先生の方をふりかえらず診察室のドアに全身を向けたままで言いました。

 

診察室を出ると、もう笑いが止まらなくて。。。

いったい誰に病気を見てもらっているのかわからない!!!

どっちが患者なのかわからない!!!

 

ただ、このお医者さん、シンガポーリアンにとても人気があるようでいつも混んでいます。今回のこの新型コロナウイルス感染時期、たくさんの方がこの先生に診てもらいたくて順番を待っていたんでしょうね。

 

ひとつだけこのお医者さんの特徴をあげるならば、毎回診察してもらって感じることなのですが、この先生は自分が納得いくまでは問診を終わらせないんです。

 

やっぱりこの違いかなって思います。

 

海外で病気になるのは本当に不安です。

そして、いいドクターに出会えるとやっぱり心からホッとしますよね。「病は気から」と言いますが、信頼するお医者さんの一言で回復が早くなることってあると心から信じます!!!

 

以上が、私のシンガポールのローカルクリニックでも経験談でした!

 

実際に隔離を体験したシンガポーリアン感染者の動画を紹介!

上記まで書いて今日の記事を終了しようとしたところ、Yahoo Japanのニュースでシンガポーリアン女性の隔離証言の動画がありましたので、ここに紹介します。

 

「あ〜こんな症状になるんだあ」と、私的にはとても参考になリました。

 

知らないことを知ると「予想」がつきます。恐れなくてはいけないことと、恐れる必要がないことがわかり始めてきます。これは本当に大きなことだと思います。

 

実体験を語れる人は、特にこのような新型ウィルス感染のような状況について話してくれる方に心から感謝です!!!

 

ぜひシンガポール在住のジュリーさんの動画をご覧ください。↓

(上記の動画はYouTube より引用いたしました。)

※  上記で動画が見れない場合は、youtubeで「新型ウイルスに感染、隔離そして回復・・・シンガポール女性の証言」でサーチすると出てきます。

 

 

今日もさいごまで読んでいただきまして、

どうもありがとうございました!!!

 

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ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。

 

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