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シンガポールで働く日本人シングルマザー美容師さんにインタビュー!
女性なら必読インタビューです。どこででも暮らしていける自分になるために、まずはシンガポールにやってきたシングルマザーの美容師さんです。自分の望む人生をつくりあげていく秘訣とは?!
海外で働きたいシングルマザー美容師さんへの愛のメッセージ!
こんにちは!
このサイトの管理人ケイスケの叔母です。
今日は一年以上あたためておいたとっておきのインタビューを記事にしてみました。
シンガポールでバリバリに働いているシングルマザーの美容師さんです。シンガポールのローカルヘアサロン「ギャラリー」シグラップ店にお勤めの「ナオコさん」という女性です。
インタビューを通して彼女のまっすぐな心意気を感じます。何が彼女をポジティブにかつ強くさせたのかを知るとき、それは我々女性への愛のメッセージのようにも感じます。
壮絶なる人生を経てシングルマザーになった!
もともと人と話すことが大好きでかつ人を喜ばせるのが好きなナオコさんは、幼なじみのお父さんがヘアサロンを経営していたことをきっかけに、高校2年生のときに美容師になろうと決心します。
ところが晴れて美容師になれたものの、それほどお金が稼げるわけでもなく、また以前にアメリカに短期滞在した思い出がどんどんよみがえってきて。。。
もう一度海外で住みたい!そのためにもお金をもっと貯めたい!
ついに勤めていたサロンを辞めます。
で、なんとバスガイドさんになるんです。
ところがどうも身体の調子が悪くて、だるくてしかたがない。。。気がついたときには腎臓がかなり悪くなっていて入院をしなければいけないほどでした。
身体の調子もイマイチで、精神的にも気弱な状況で、常に優しく接してくれた男性に少しずつ心を寄せていきます。ただしその男性はナオコさんよりはずいぶん年上で、しかも既婚者でした。。。
しかしながらその男性はナオコさんとの人生をしんけんに考えて、ついに離婚、そしてナオコさんと再婚します。ナオコさんはまだ22歳で、彼女にとってはもちろん初婚です。
二人の生活が始まるのですが・・・
旦那さんは、若くて人あたりのいいナオコさんにだんだん辛くあたるようになりました。束縛もハンパない。。。そのうちにその歪んだ愛情が徐々にエスカレートしてきて、ついに家庭内暴力へと発展していきます。
驚いたことにナオコさんはこのとき妊娠していたとのことですが、それでも暴力は止まらなかったそうです。ナオコさんはその状況を不幸だと感じつつも、殴られたあとにまるでなにごともなかったかのように夕食の用意をするというような毎日だったそう。。。一種の麻痺状態というか、まちがいなく精神的にも肉体的にも不健康な状況です。
なんとある日、その旦那さんに首を絞められたのだそうです。ナオコさん、ついに目が覚めたとのこと、子供を連れて実家に逃げるように戻りました。
両親に子供の面倒をみてもらいながら再び美容師になります。
でもこのときナオコさんってまだ25才です。めっちゃ若い!
ついにシンガポールへ!仕事と私生活について!
時間とともにキャリアをどんどん積んでいきます。2店舗を任されて、そのうち3店舗も任されてと。。。夜中の1時過ぎまで働いて翌朝の7時半にはミーティングです。
そんな日々をおくっているうちに、ある女性ヘアドレッサーと出会います。彼女はフリーランスで働いていて、しばらくヘアサロンで働き、そして海外に行き、また戻ってきてヘアドレッサーとして働いて、またしばらく海外に行く。。。
私だって海外に行きたかったんだ! 私も自分の人生を生きたい!
この時、息子さんはすでに17歳になっていました。
周りの人たちに「海外に行きたい。」と言い続けているうちに、友人から松尾俊二氏の元同僚を紹介してもらいます。(松尾俊二氏はシンガポールにローカル日系ヘアサロン何店舗も持つ超セレブビジネスオーナーです。もうお亡くなりになられましたが。。。)
とんとんと話が決まって、シンガポールに行くことになりました。
急に決まったのでじゅうぶんなお金も貯まってないし、英語も少ししか習ったことがなかったそうですが、そんな不安より海外に行く興奮と期待の方がはるかに上回っていました。
2017年にシンガポールの目抜き通りのオーチャードロードの Shunji Matsuo店で働き始めます。この時住んだアパートのベッドは谷のようにへこんでいたそうです。ですが尚子さんの気持ちはへこむどころか、持ち前の美貌とフレンドリーな性格でお客さんから「よかったら一緒に住まない?」と誘われるほど。。。
翌年には、ナオコさんの人柄とヘアドレッサーとしての技術が認められ、新店舗シグラップ店で働くことになります。
シグラップという地域は、空港とビーチへのアクセスがいいこととエキゾチックな街並みが魅力で、ローカルの人々だけでなく外国人にもとても人気があります。この地域はどちらかというと日本人の駐在員のご家族よりも、シンガポール男性と日本人女性のカップル、または欧米の駐在員男性と日本人女性などのカップルが多く住んでいます。
当然そのような状況下、日本人やシンガポーリアン、そして外国の駐在員たちという幅広い客層を相手に日々忙しく働いています。ちなみにオーチャード店にいたときとは違って、現在のお店ではナオコさんだけが日本人のヘアスタイリストさんです!
個人的にヘアカット・パーマ・ヘアカラーをしていただきましたが、鏡に近寄って来た最初の瞬間から「今日はいい人に髪切ってもらえそう。ラッキー!」って気分にさせてくれるオーラをガンガンに放っている女性です。
彼女は常に思っていることとは?なぜそう思うのか?
ナオコさんは、「どこでも暮らせる自分になりたい。」と言います。「『どこでもどんな状況でも自分が幸せでいられる生活』を選んでいける人生を歩みたい。」と言います。
今までおそらく彼女の人生は、自分中心ではなかったはず。肉体的にも精神的にも彼女のメインフォーカスは、ときには旦那さんだったろうし、息子さんだったろうし、両親だったろうし、仕事の上司、あるいは育てていかなければいけない後輩たちだったろうと思います。
でも美容師として技術が上がって、セールスが上がって、内外部の人たちから信用が定着するにしたがって、少し自分に自信と余裕ができてきたときに、ナオコさんはあることに気づいたそうです。
ここでしっかりと自分を見つけなければ、もっと周りの人を幸せにしていくことはできないんだ!と。
自分がしっかりしていて幸せだと、周りの人が喜んでくれる。言いかえれば自分が幸せだと人を喜ばせることができる。そして人が喜んでくれると自分がもっと幸せになれる。美容師としての技術や接客テクニックやセールススキルを向上させることだけが、自分や自分に関わる人たちを幸せにするための手段ではない!と悟ったそうです。
もっと自分自身が幸せになって、もっと周りの人を幸せにしたい!!!
そのゴールさえ見失わなければ、どこでも暮らせる自分でいられるし、「どこでもどんな状況でも自分が幸せでいられる生活」を選んでいける人生が得られる!
そう力強く語ってくれました。
まっすぐな気持ちで話してくれるナオコさんはインタビュー中もステキでした。
ってか、ブレてない!!! そして、そこがなんともスゴい!!!
元気をいっぱいもらったインタビューとなりました。ナオコさん、どうもありがとうございました。
最後まで読んでくださいまして、どうもありがとうございました。
英語が話せるようになりたい! いつか海外で働いてみたい!
でも、なにからどのように始めたらいいかわからない。
初心者の私に合う教材ってどれ?
飽きっぽい私に合う学習方法は?
カナダで日本語インストラクター、シンガポールで英会話教師の経験者が
「短時間+低コストの学習方法と教材」を記事にしてまとめました。
ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。