和製英語って英語じゃないの?どうして通じないの?
ネイティブの人たちに和製英語で話しかけても相手にはチンプンカンプン。和製英語とはそのままJapanese English と言われており、日本人が独自に作った英語表現のことで、いわゆる「英語もどき」のようなものです。超代表的な例だとバッグの「チャック」、英語では「ジッパー」です。今日は、日本人が思わず使ってしまいがちな和製英語をリストアップして説明しますね!おもしろいことに全部がNGではありませんよ。さいごまでお見逃しなく!!!
こんにちは。
ケイスケです!
最近ちょっと和製英語につまづいています。
英語だと信じていることばがどうも和製英語らしいんだ。
じゃあ今日は和製英語についてレッスンしましょう! できるだけ日常にでてきそうな和製英語にしぼりますね。
無意識に言ってしまう和製英語の例を紹介!
以下、会話中に思わず口にしてしまいそうな和製英語やその類に属することばを選んでみました。
コンセントは要注意の和製英語です!
socket もしくは plug と言います。これは海外で生活するうえで覚えておくと助かりますよ!
海外でレンジと言っても「チン!」で料理はできません!
microwave と言います。これも覚えておくと便利です。
キッチンガスレンジ/コンロは、レンジでもコンロでもないです!
stove です。ストーブというと室内暖房器具を思い出しますが、英語では kitchen stove もしくは stove と言います。
シュガーフリーで通じますよお!!!
これは sugar free で通じます!
フレンチポテトで通じるかと思ったけど。。。
french fries です。私は海外生活20年以上ですが未だにこんがらがっています。ちなみにイギリスではチップスと言います。英国料理で有名な「フィッシュ アンド チップス」は魚とポテトを揚げたものです。
ビニールバッグでは通じません!
plastic bag(プラスティック バッグ) と言います。ではビニールは日本語なのと聞かれたらビニールは英語です。「vinyl」で「ヴィナウル」と発音します。でも vinyl bag とは言わず、plastic bag と言います。環境問題上、いまやもうビニール袋の時代はなくなりつつありますよね。
シルバーシートじゃ通じない!
priority seat と言います。シルバーという単語が使われる理由としては「銀婚式」などの銀婚を迎えるような年齢をされた方々という意味合いからきたものだそうです。海外でも「銀婚式」というのはあります。でもなぜか「シルバー」とは言いません。通常高齢者は「シニア」と呼ばれますが、最近なにかの雑誌に「私たち高齢者たちは『シニア』ではなくて『リサイクル エイジ』と呼んでほしい。今やリサイクルの時代。我々の時代だ!」というような記事が載っていました。半分ジョークで半分本気かもしれませんね!
サイトシーイングは英語です!
sightseeing です。問題なしです。
ミシンじゃ通じません!
sewing machine です。どうしてミシンというのか調べたことがありませんが、sew で縫うという意味で、machine は機械です。縫う機械ですから sewing machine です。
チャックと言ってもわかってもらえない!
zipper です。これは覚えておいた方がいいと思います。
ウエディングドレスは通じますよ!
wedding dress です。問題なし。
ですが、「バージンロード」なんて英語はありません!単に「aisle」(通路)と言います。「キャンドルサービス」というのもおそらく北米では通じないのでは、と思います。キャンドルサービスと聞くと教会のミサのイメージが湧くのは私だけでしょうか?
タオルは英語だけど発音に気をつけて!
towl です。「タウル」と発音したほうが通じやすいです。
パパラッチは英語じゃないけどもう英語化しつつあります!
パパラッチは本来イタリア語からきたらしいですが、今や英語化してますよね。paparazziです。去年、カナダで『シニアの方々による木工作コンペティション』を見学したところ、80歳は軽くすぎているような方がふるえるような手で、のこぎりで木を切っていたのでジィーと見てしまったところ、「I’m not a hollywood star. I don’t like paparazzi.」と言われてしまいました。もうパパラッチということばはどの年代にも浸透しているのかも。。。
スキンシップって言ってもわかってもらえない!
physical contact と言います。これも覚えておいたほうがいいかも、です。その昔、私はうんうんとうなづきながら「やっぱり恋人同士ってスキンシップが必要よね。」と当然のように言いましたが相手は「へっ?」って顔をしていました。
フリーマーケットは無料マーケットじゃないですよ!
flea marketです。fleaは蚤ですから「蚤の市」のことです。その昔は蚤がいるようなものが売られていたのかもしれませんは。最近は青空古物市は人気がありますよね。個人的には一日中居ても楽しいところだと思います。
サラリーマンは日本精通な人ならわかるかも?
company employee です。でもわかる人もいますよ。そして「サラリーもらってる人だからね。」とすぐに理解してくれることが多いです。
アルバイトはドイツ語から来てます!
part time job と言います。
ホッチキスではなんのことやら。。。
stapler(ステイプラー) と言います。北米に「Staples」という大型オフィス製品のチェーン店があります。コンピューターからコピー用紙、ペンシルまでオフィスに関連するものを売っています。
セロテープって「どんなテープ?」って聞かれるかも。
scotch tape と言います。
シールでは通じないです。
sticker と言います。詳しく説明すると、おまけのシールのようなものはスティッカーです。説明書きがされているようなシールは label でレイベルと発音します。ちなみに値札は price tag(プライスタグ)と言います。でも最初のうちはこれら全般をスティッカーと呼んで大丈夫ですよ。
トラフィックジャムは英語です!
traffic jamです。問題なしです。
メロドラマはメロウなドラマだからと思って通じるかと思ったらどっこい通じません!
soap opera と言います。なぜソープオペラと言うのかは、この後に出てくる「soap:メロドラマ」のところで説明しています。
ファーストエイドは英語ですが発音に気をつけて!
first aid です。fast(速い) aidではないです。first(最初の)aid です。aidは「助力・援助」という意味です。
マフラーだと多分通じない。。。
scarf と言います。マフラー(muffler)と聞くと、多分自動車のマフラーやバイクのマフラーカバーのようなものを想像すると思います。「消音器」という意味で使うことの方が多いように思えます。
シュークリームはフランス語から来てます。
cream puff と言います。
ネイティブ英語に近づける!よく聞く単語に意外な意味があると知ったから。。。
おまけとして、よく使う単語だけど、違う意味でもよく使われるという単語をピックアップしてみました。
body:死体
単に身体という意味の他に死体という意味もあります。
最近「body of proof」(死体の証言)というテレビドラマが流行っていますよね。これもbodyは「死体」という意味です。
fruit:成果
果物のフルーツという意味の他に成果・報いという意味もあります。(例)fruit of research:リサーチの成果
soap:メロドラマ
石鹸という意味の他にメロドラマという意味があります。これって海外の人でも知らない人がいるようですが、その昔石鹸会社がスポンサーになったメロドラマが大ヒットしたところから名付けられたようです。
will:遺言状
willは未来形の助動詞としてつかわれたり、「意志」という意味もありますが。遺言状という意味もあります。カナダでは遺言状は残された家族を守る大切なものとして重要視されています。
smart:頭の良い
スマートは体型が痩せているという意味ではありません。smartは頭のいい、機敏なという意味です。メルセデス製のSMARTという車がありますよね。小さいけど必要なものがハイクオリティで備え付けられていておまけに狭い道でもスイスイ走れるという「賢い」車って意味です。
dirty:けがらわしい わいせつな
汚い、汚れたという意味の他に、俗にいう「すけべな」という意味もあります。(例)dirty talk:ワイ談
crazy:夢中な
クレージー(狂った)という意味の他に、夢中なという意味もあります。(例)I’m crazy for you. (あなたに首ったけ。)
naive:世間知らずの 単純な
日本では「ナイーブな人」というと繊細な人という意味にとりますが、naiveの正しい意味は世間知らずの 単純なという意味です。よくまちがえて使って、誤解を招くということがありますので要注意です! ちなみにnaiveはフランス語からきたことばです。
lip:口先だけの
これは日本でもリップサービスって言いますよね。それと同じニュアンスです。
sick:うんざりして
病気という意味の他にうんざりしてという意味もあります。言いかえれば精神的に不健康だという意味合いを示しています。(例) I’m sick of your complaints.(君の文句にはうんざりだよ。)
puzzle:謎 当惑して
ジグソーパズルやクロスワードパズルなど、ゲームだと思ってしまいがちですが、謎という意味や当惑してという意味もあります。(例)in a puzzle:当惑して
run:経営する (選挙に)出馬する
走るという意味の他に経営する、選挙に立候補する都いう意味もあります。
race:人種
これは英語の身分証明の書類等で見かけたことがあるかもしれませんね。競争という意味の他に人種という意味があります。
scratch:かすり傷
最近、商品のおまけにスクラッチが流行っていますよね。削ってすぐにアタリハズレがわかります。scratchは爪などで引っ掻くという意味です。またscratch papaerでメモ用紙という意味です。
buy:(嘘を)信じる
買うという意味だけではなく(嘘を)信じるという意味もあります。(例) I don’t buy what he said.
season:味付けをする
季節という意味だけでなく、味付けをするという意味もあります。でもこれは簡単!だって「シーズニング」って言いますものね!
busy:(電話が)話し中の
忙しいという意味の他に電話で話し中のという意味もあります。
(例)Line is busy.電話で話し中です。
fire:解雇する
火事という意味もありますが解雇するという意味もあります。その昔、私は「『解雇』されたら家計は『火』の車。」と覚えました。
(例)He was fired.彼は解雇された。
jam:詰め込む
ストロベリージャムなどのジャムの意味の他に、動詞として詰め込むという意味があります。コピー機がジャムっちゃったとかファックスの紙ジャムだあなんてよく言いますよね。機械がつまった状況で使うこのジャムは、ぎっしり詰め込むという意味からきています。
seal:封印する
日本人がイメージしているシールは英語ではstickerと言います。sealの意味は封印するという意味で、「封筒に開かないようにきちんと封をしてね。」というあの意味の封、封印という意味です。
tear:裂く
涙という意味の他に裂くという意味があります。
(例)Old dress tears easily.
train:訓練する
列車という意味の他に訓練するという意味もあります。でもこれは簡単!だって「トレーニング」って言いますものね!
今日も最後まで読んでくださいまして、
どうもありがとうございました!
英語が話せるようになりたい! いつか海外で働いてみたい!
でも、なにからどのように始めたらいいかわからない。
初心者の私に合う教材ってどれ?
飽きっぽい私に合う学習方法は?
カナダで日本語インストラクター、シンガポールで英会話教師の経験者が
「短時間+低コストの学習方法と教材」を記事にしてまとめました。
ぜひご一読ください。英会話学習の参考になれば幸いです。